【宮城よろず瓦版0212】
2019.02.12
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         ■□■ 宮城よろず瓦版 2019/ 2/12 ■□■

       宮城県よろず支援拠点(だてびず)メールマガジン
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≪だてびずからのお知らせ≫
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 ○法務、労務、夜間、土曜の相談日【要予約】
   法務相談  2月19日(火)
   労務相談  2月22日(水)
   夜間一般 毎週水曜日 17時~20時
   土曜相談 毎週土曜日  9時~16時

 ○出張経営相談会【要予約】
   気仙沼(気仙沼地方振興事務所) 2月20日(水)
   栗原(北部地方振興事務所)   2月15日(金)
   登米(登米地域事務所)     2月21日(木)
   大崎(北部地方振興事務所)   2月15日(金)
   石巻(東部地方振興事務所)   2月12日(火)、26日(火)
   大河原(大河原地方振興事務所) 2月19日(火)

 【予約申込・日程お問合せはこちらまで】
  TEL:022-393-8044 FAX: 022-393-8045
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≪ただいま募集中≫
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◆宮城県企業BCP策定セミナー/個別相談会/訓練セミナー(第2期)
(宮城県ほか主催)

  宮城県では、県内企業の皆様を対象としたBCPセミナーを開催します。
  当日は、東日本大震災における県内企業の経験や教訓を基に宮城県が作成した
 「みやぎ企業BCP策定ガイドライン」の様式に沿ってBCPの策定方法を体験する
 企業BCP策定セミナーや大規模災害の発生を想定した訓練セミナー、専門家が企
 業個別のBCP策定に関する各種ご相談に応じる個別相談会の開催を予定しており
 ます。
  希望するセミナー等を選択し受講いただいても構いませんが、全てにご参加さ
 れると効果的です。BCP策定・未策定の企業どちらもご参加いただくことができ
 ますので、貴社のBCP策定・BCP運用に向けての第一歩として、ぜひともご参加
 ください。

 ○開催日時/会場/定員
 (1)企業BCP策定セミナー 
  日時:平成31年2月20日(水)10:00~17:00(受付開始 9:30~)
  会場:宮城県庁 2階 第二入札室 仙台市青葉区本町3-8-1
  定員:30名(要事前申込、先着順)
 (2)BCP個別相談会 
  日時:平成31年3月1日(金)9:00~12:00(※1社につき60分程度)
  会場:三井住友海上仙台ビル 4階 会議室 仙台市青葉区一番町2-5-27
  定員:6社程度(要事前申込、先着順) 
 (3)BCP訓練セミナー 
  日時:平成31年3月1日(金)14:00~17:00(受付開始 13:30~)
  会場:三井住友海上仙台ビル 10階 会議室 仙台市青葉区一番町2-5-27
  定員:20名(要事前申込、先着順)

 ○参加費 無料(要事前申込)

 ○締切日
 (1)企業BCP策定セミナー 平成31年2月13日(水)
 (2)BCP個別相談会    平成31年2月22日(金)
 (3)BCP訓練セミナー   平成31年2月22日(金)
  ※申込みが定員に達した時点で、ホームページで周知します。

 ≪詳細・お申込みはこちら≫
  http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/chukisi/bcp-seminar2018-2-2.html


◆平成30年度 企業支援セミナー ~ものづくり中小企業の持続的発展に向けて~
(宮城県東部地方振興事務所、みやぎ産業振興機構主催)

  国内中小企業を取り巻く経営環境は、ますます進む人口減少化やグローバル化、
 ICT化などこれまでに経験のない新しくも厳しい状況になっています。この状況
 の中各企業が未来に向けて持続的な発展を実現するためには、これら変化に対し
 如何に有効な取り組みを実現できるかがポイントとなるでしょう。
 今後ますます進むであろう人口減少化や経営グローバル化に向けて役立つ内容
 となっております。皆様のご参加お待ちしております。

 ○日 時 平成31年2月27日(水)13:30~16:30 (受付開始 13:00)
 ○会 場 宮城県石巻合同庁舎 2階 201・202会議室
      石巻市あゆみ野5-7 
 ○対象者 石巻圏域のものづくり事業者
 ○定 員 40名
 ○参加費 無料
 ○内 容 テーマ1 「ものづくり企業のための外国人材受入のポイント」    
      テーマ2 「生産現場の効率改善」~経営力向上・人材育成~
 ○締 切 平成31年2月22日(金)
  ※定員となり次第締め切りとさせていただきます。

 ≪詳細・お申込みはこちら≫
  http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/et-sgsin-e/h30kigyokensyu.html


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◆中小企業庁の補助金情報
 http://e-net.smrj.go.jp/archives/10665

◆宮城県の補助金情報
 https://www.pref.miyagi.jp/life/7/25/331/

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◆配信停止、送信先変更などは、こちらまでメールでお知らせ下さい。m(__)m
email:yorozu@office.miyagi-fsci.or.jp
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売上拡大、経営改善,IT活用など、あらゆる経営課題にお答えします!
中小企業庁委託事業
宮城県よろず支援拠点 電話:022-225-8751(商工会連合会内)
〒980-0011 仙台市青葉区上杉1-14-2 宮城県商工振興センター2階
FAX:022-265-8009
宮城県よろず支援拠点サテライトオフィス上杉 電話:022-393-8044
〒980-0011 仙台市青葉区上杉1-16-8 プロスペール本田3階
FAX: 022-393-8045

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「ランディングページで商品を尖らせる」セミナー 初級編
2019.02.11


「ネット販売も取り組みたいけど、手間とお金がかかりそう」と思っている方に朗報です。

ランディングページって知っていますか?特定の商品をネットで販売するための最強ツールなんです。そして一番の特徴は、ランディングページは、たった1ページだけで完結するという点です。

1ページだけなら、なんとか作れそうな気がしませんか?

今はランディングページを無料で、カンタンにつくれる市販サービスがあります。これを活用して自社にネット販売の可能性を取り込んでみましょう!


●対象者
これからランディングページをつくってみたい経営者・Web責任者等(初級者)

●セミナー内容
 1)ランディングページの基礎・目的
 2)無料ランディングページの作り方
 3)効果的なランディングページの構成

●申し込みパンフ
 http://www.yorozu.miyagi-fsci.or.jp/pdf/20190216.pdf
 ※メールもしくはFAXでお申し込みください

●日時
2019年2月16日(土) 13:00~15:00

●場所
宮城県よろず支援拠点サテライトオフィス上杉
仙台市青葉区上杉1-16-8プロスペール本田3F

●参加費
無料

●参加者
先着5名程度

●講師
宮城県よろず支援拠点コーディネーター 佐藤創
(中小企業診断士、高度情報処理技術者)
運転資金について知っておきたいこと(3/3)
2019.02.05


おはようございます。

宮城県よろず支援拠点コーディネーターの細野です。

「運転資金について知っておきたいこと」と題して、運転資金について最低限知っておきたいことを3回に分けてご紹介しております。

第1回目は、運転資金の基本と業種別運転資金。
第2回目は、事業に必要となる資金の計算方法。
第3回目(今回)は、事業拡大と増加運転資金。
・・・といった流れとなります。

前回は運転資金の構造を基礎に、固定費も含めた事業に必要となる資金の計算方法をご紹介しました。

最終回となる今回は売上急成長で絶好調の時にこそ注意が必要な増加運転資金と、融資を受けながら事業拡大を行っていくことについて書いていきます。

特に、今後、事業を拡大していきたいとお考えの方は、今回の増加運転資金についてはしっかりと理解しておいていただきたいと思います。

事業が拡大するということは、売上がどんどん増えているということですね。
ビジネスが順調ということであり、右肩上がりの売上の数字を見ていると、つい気が大きくなってしまいがちです。


しかし、通常、売上が増えると運転資金も増加します。
売上アップにより増える運転資金を増加運転資金と呼ぶのですが、この増加運転資金のことを考えずにむやみに売上アップに走ると資金繰りがショートします。

例えば、以前にも例に出した以下のような卸売業の会社があるとします。

月商:100万円
売上原価:70万円
商品在庫:50万円(在庫期間0.5か月)
売掛金:100万円(回収期間1か月)
買掛金:70万円(支払期間1か月)

この会社の運転資金は以下の通りです。
100万円(売上債権)+ 50万円(棚卸資産)- 70万円(買掛金) = 80万円

この会社が仮に売上が急に倍になったとしたら、運転資金は以下のようになります。
(売上金額以外の条件は一定とします)

200万円(売上債権)+ 100万円(棚卸資産)- 140万円(買掛金) = 160万円


この会社の場合、売上が倍になることで得られる粗利益は30万円アップの60万円です。
しかし、運転資金は80万円アップの160万円になります。
これは何を意味するかというと、利益のアップ分だけでは、運転資金を賄いきれないということです。
現預金に余力があればよいのですが、ギリギリで回しているとあっという間に資金ショートです。
売上が倍になったのにお金が足りないのです。
ですので、運転資金が必要な業種の方は特に、売上の急拡大にはご注意ください。

そうはいっても、せっかくビジネスが好調なのにブレーキをかけるのかと思った方もいらっしゃるでしょう。
実際問題、増加運転資金を利益だけで賄おうとすると、会社はなかなか成長できません。

そこで必要になってくるのが金融機関からの融資です。

人によっては、借金への極度な恐れから、なるべく無借金で経営しようとするのですが、ご自身のビジネスにおいて運転資金が必要な構造になっているのであれば、早いうちから金融機関とのお付き合いをしておくことをお勧めします。

通常、増加運転資金というのは、売上増加に伴う前向きな資金需要なので、金融機関からの融資は受けやすい部類に入ります。

会社が成長して、売上がどんどん伸びていけば、それに伴って、必要運転資金を賄うための融資額も増えていきますが、そこはあまり気にする必要はありません。
業種にもよりますが、だいたい月商の3か月分程度までであれば、適正額の範囲内です。


ただ、注意が必要なこととしては、いったん運転資金を融資に頼るようになった以上、金融機関とは良好な関係を継続しておく必要があるということです。

万が一、融資が回収される方向になってしまったら、あっという間に資金ショートです。


良好な関係を継続するといっても、別に何か贈り物をしろとかではなく、節目ごと(例えば決算書ができた後など)に業況について報告をする、何か資料の提出を求められたら遅滞なく対応するなどといった当たり前なことです。

仮に何かしらの理由で赤字を出してしまったとしても、きちんとした説明があれば、いきなり態度が冷たくなるということはほとんどないでしょう。

ただ、全く取引がないにも関わらず、決算の数字が悪い(二期連続赤字や債務超過)の状態で融資申し込みを行っても、融資は受けにくい可能性が高いです。

ですので、状態がいいうちに取引を開始し、取引実績を積み重ねて相手からの信頼を得ていくことが望ましいでしょう。
(ちなみに一番お金を借りやすいのは創業融資という説もあります)


健全な会社の成長のために、金融機関とは上手に付き合っていきましょう。


以上、3回に渡って”運転資金について知っておきたいこと”をご紹介してきました。
運転資金は会社経営する上では欠かせないものです。
数値計算が必要になるのでなんとなく苦手意識を持っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、概念としてはさほど難しいことではないことがご理解いただけたのではないでしょうか。

今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。

2019.02.05 18:36 | 固定リンク | 経営ミニコラム
女性創業者の特徴について
2019.02.05

皆様 こんにちは。宮城県よろず支援拠点の渡邉です。

最近、女性の創業に関するご相談が増えています。
そこで今日は、創業をしたい女性達の傾向(あくまで私の経験上ですが)をまとめてみました。

1.なぜ創業をしたいと思ったのか?
・エステサロン等の勤務経験を活かして自宅でサロンをしたい。
・仕事と子育ての両立で疲れていた時に通ったアロママッサージに癒されて、自分も学んで同じように悩んでいる女性の癒しになりたい。
・お菓子作りが大好きで、カフェをするのが夢だった。
・ポーチなどの小物を作るのが大好きで、フリーマーケットで販売してきたが、自分のお店を持ちたい。
等々、ご自身が好きなことや同じ女性を応援したいという気持ちがベースになっています。

2.創業に向けて一歩踏み出すタイミングは?
・子育てが一段落したので、自分のことに時間をつかいたい。
・お店をしたいと思っていたら、良い物件が見つかった。
と、夢を実現させるための何かきっかけがあります。

3. 創業のスタイルは?
・副業としてスタートしたい。(勤務先の就業規則が副業可の場合)
・ご主人の扶養の範囲でスタートしたい。
・なるべく経費をかけない方法でスタートしたい。
と、小さな規模で始め、実績を積みながら大きくしていきたいという女性が過半数です。

【まとめ】
女性の創業者の傾向
・好きなことや女性を応援したい想いをベースに
・創業に踏み切る何かをきっかけとして
・小さな規模からスタートする

創業に向けて一歩踏み出したいという方がいらっしゃいましたら、お気軽に当よろず支援拠点をご活用ください。
【宮城よろず瓦版0204】
2019.02.04
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         ■□■ 宮城よろず瓦版 2019/ 2/ 4 ■□■

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 ○法務、労務、夜間、土曜の相談日【要予約】
   法務相談  2月19日(火)
   労務相談  2月 6日(水)
   夜間一般 毎週水曜日 17時~20時
   土曜相談 毎週土曜日  9時~16時

 ○出張経営相談会【要予約】
   気仙沼(気仙沼地方振興事務所) 2月20日(水)
   栗原(北部地方振興事務所)   2月15日(金)
   登米(登米地域事務所)     2月21日(木)
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   大河原(大河原地方振興事務所) 2月19日(火)

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◆サービス業(飲食業)に係る経営講習会(宮城県商工会連合会)

  本講習会は、飲食業を営む県内商工会地区の499事業者を対象に、本会が実施
 した経営実態調査の結果を踏まえ、現状と課題に対する解決の方向性を明らかに
 するとともに、利益を上げる商売繁盛のノウハウ等について基調講演を行い、地
 域内飲食業の活性化に資することを目的に実施いたします。

 ○日 時 平成31年2月6日(水)13:30
 ○会 場 仙台ガーデンパレス 4階「羽衣」
      仙台市宮城野区榴岡4-1-5
 ○対象者 宮城県内飲食業経営者・従業員等
 ○定 員 50名(定員になり次第、締め切らせていただきます)

 ≪詳細・お申込みはこちら≫
  http://www.m-sensci.or.jp/_userdata/news/181221.pdf


◆製造業における外国人材受入れに向けた制度説明会(東北経済産業局)

  昨年12月25日に、外国人材の受入れに向けて、「政府基本方針」及び各業種の
 「分野別運用方針」が閣議決定されました。経済産業省の所管では、(1)素形
 材産業、(2)産業機械製造業、(3)電気・電子情報関連産業の3業種において
 分野別運用方針が決定されました。本年4月1日から始まる新たな制度の概要につ
 いて、最大限情報提供させていただくため、この度、東北経済産業局では、説明
 会を開催します。

 ○日時:平成31年2月22日(金曜日)13時30分~14時30分
 ○場所:仙台合同庁舎A棟8階講堂

 ≪詳細はこちら≫
  http://www.tohoku.meti.go.jp/s_sangi_jinza/topics/190131.html


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◆中小企業庁の補助金情報
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◆宮城県の補助金情報
 https://www.pref.miyagi.jp/life/7/25/331/

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中小企業庁委託事業
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運転資金について知っておきたいこと(2/3)
2019.01.29

おはようございます。

宮城県よろず支援拠点コーディネーターの細野です。

「運転資金について知っておきたいこと」と題して、運転資金について最低限知っておきたいことを3回に分けてご紹介しております。

第1回目は、運転資金の基本と業種別運転資金。
第2回目(今回)は、事業に必要となる資金の計算方法。
第3回目は、事業拡大と増加運転資金。
・・・といった流れとなります。

前回は運転資金の基本的な考え方や計算方法、業種別の運転資金における特徴などについてご紹介しました。

今回は運転資金の構造を基礎に、固定費も含めた事業に必要となる資金の計算方法について書いてみたいと思います。

自分の事業を回すのにいくら必要なのかは、経営者であれば把握しておきたいところですし、銀行融資申し込みの際にも、申し込み金額が必要な理由をスマートに説明できるようになります。

会社を運営していくうえでは、これまでご紹介してきた運転資金の他に、毎月必要となる固定費があります。
例えば、人件費(社長の報酬も含む)、事務所の家賃、光熱費、通信費、交通費などの販管費、それから借入をしている場合の金融機関に支払う利息も含まれます。

ここで考える必要があるのは、自分の会社では、固定費の何か月分のキャッシュを用意しておく必要があるのかということです。
これを「必要固定費」とするならば、実質的に事業に必要となる資金は、運転資金+必要固定費ということになります。

何か月分の固定費を用意すればよいかということですが、これは入金タイミングと出金タイミングの差の分になります。

計算式としては、
売上債権の回収期間+棚卸資産の回転期間‐仕入債務の支払期間
となります。

例えば、前回の例のように、売上債権の回収期間が1ヶ月、商品在庫期間(回転期間)が0.5ヵ月、仕入債務の支払期間が1ヶ月だった場合、
1 + 0.5 – 1で0.5となり、計算上、固定費は0.5ヵ月分必要ということになります。

要は、入金タイミングと出金タイミングの差の分だけ、固定費も用意しておく必要があるということです。

この入出金タイミングの差は運転資金に比例するので、運転資金が大きくなる業種はこの「必要固定費」も大きくなりますし、逆にこの差がマイナスになる、つまり出金よりも入金が先に来るのであれば、「必要固定費」も小さくなります。

また、これはあくまで計算上の数字で、実際は日ごとの入出金タイミングによっては不足が生じる可能性があります。
際どい資金繰りの場合は、資金繰り表を作るなどして、より注意して管理してください。

次回は売上急成長で絶好調の時にこそ注意が必要な増加運転資金と、融資を受けながら事業拡大を行っていくことについて書いていきたいと思います。
2019.01.29 09:51 | 固定リンク | 経営ミニコラム
人材育成はなぜ大切か?
2019.01.29


宮城県よろず支援拠点の横尾です。

 今日は、「人材育成はなぜ大切か?」というテーマでお話しをしたいと思います。短い文文章なので是非ご覧ください!

 さて、企業が事業を営むにあたり欠かせない経営資源として一般的に「人」「物」「金」が必要と言われます。これに「情報」を加える場合もありますが、どれ一つとっても企業経営にとって欠くことの出来ない大切なものです。

 ただ、この重要な4つの経営資源は重要度からいって、全て横並びかというと、そうではなく、やはり「人」が一番重要であるということが言えると思います。
 
 なぜ「人」が重要なのか?

 2つの視点で考えてみたいと思います。

1)人がいなくては始まらない。
 言うまでもなく、企業は人がいなければ運営できません。企業を生かすも殺すも人次第です。「物」は人がいなければその価値を発揮できず、「金」は人が使って初めて意味のあるものとなります。「情報」はその情報を得た人にとって価値あるものでなければ意味がありません。
 要するに「人」以外の経営資源は全て「人」がいることが前提となっているのです。

 これはあたりまえ。

2)「人」は進化する
 世の中に形あるものはいずれ壊れ、時間とともに価値は減少していくものです。「物」は例えば機械設備であれば導入当初は価値が高く、多大な利益を企業にもたらしてくれますが、時間とともに性能は劣化し、故障等もおき、次第に価値は減少していきます。「金」はもちろん使えば無くなります。「情報」は入手当初は有益な情報であっても時間の経過とともに古くなり、使い物にならなくなる事が多々あります。
 
 では「人」はどうでしょう?

 「人」は従業員として使えば使うほど(長く雇用すればするほど)仕事を覚え、価値が上がっていきます!これは他の経営資源とは真逆の性質にあり、大事に扱えば扱うほど企業に利益をもたらしてくれるのです。従業員のスキルが上がることで仕事の効率化をもたらし原価低減にも繋がります。また営業マンとして育成すれば、売上の拡大にもつながるのです。一度価値の上がった従業員は企業に利益をもたらし続けてくれるでしょう!
 
 いかがでしょう?経営資源としての「人」の重要性についてご理解いただけたでしょうか?

 多くの経営者は、設備投資や、資金調達等に関心が集まり、人材投資にまで目が行き届かないのが現状と思われます。従業員のスキルアップの取り組みをあなたの会社は行なっていますか?今一度従業員教育について見つめ直し、取り組んでみてはいかがでしょうか?

*厚労省の助成金で人材育成を行う際の助成金が支給されています。

人材開発支援助成金 参考URL
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html

 企業を生かすも殺すも人次第なのです!
 
【宮城よろず瓦版0128】
2019.01.28
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   石巻(東部地方振興事務所)   1月29日(火)、2月12日(火)
   大河原(大河原地方振興事務所) 2月19日(火)

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◆海外展開セミナー「外国人の心をつかむ商品の魅力とは?」
(公財仙台市産業振興事業団)

  デザインや商品の付加価値への意識が高い北欧やヨーロッパからの訪日外国人
 が、日本の商品に対して魅力を感じるポイントや期待することとは?
  通訳案内士として数多くの訪日外国人ガイドを務める講師が、事例を交えてご
 紹介します。
  インバウンドや海外展開を見据えた商品づくりのヒントを学び、海外マーケッ
 トを視野に入れたブランディングに役立ててみませんか?
  講演終了後には、交流会もご用意しておりますので、お気軽にご参加ください。

 ○日 時 平成31年1月29日(火)16:00~18:00
      ※終了後、交流会(1時間程度)を開催いたします。
 ○会 場 公益財団法人仙台市産業振興事業団
      仙台市青葉区中央1-3-1 AER7階
 ○対 象 北欧・ヨーロッパを中心とした外国人向けの商品開発やインバウンド、
      海外展開に関心のある ものづくり関連事業者等
 ○定 員 30名程度(先着)
 ○参加費 セミナー 無料 
      交流会  500円(当日頂戴いたします)

 ≪詳細・お申込みはこちら≫
  http://fwbc-seminar0129.strikingly.com/


◆平成30年度仙南地域産業経済セミナー(宮城県大河原地方振興事務所)

  厳しい経済環境の中で企業が、製造・人材等に関し様々な面から改革や工夫を
 している事例を学び、仙南地域の中小企業が自らの経営資源を最大限に活かし、
 発展することを目的としたセミナーを開催します。

 ○日 時 平成31年1月29日(火)14:00~16:15 (受付開始 13:30)
 ○会 場 角田市市民センター(かくだ田園ホール)201会議室
      角田市角田字牛舘10
 ○対象者 ものづくり企業等
 ○参加費 無料
 ○内 容
  テーマ:製造や人材育成に関する改革や工夫をしている企業の事例
  ・講演1 「生産現場の改善事例について」        14:00~15:00
       株式会社ユニバーサルトライク 参事 阿部 孝宏 氏
  ・講演2 「外国人技能実習生と会社と従業員の相乗効果」 15:15~16:15
       株式会社アステム 代表取締役 野口 敬志 氏
 ○締 切 平成31年1月21日(月)

 ≪詳細・お申込みはこちら≫
  宮城県大河原地方振興事務所
  柴田郡大河原町字南129-1
  TEL 0224-53-3199  FAX 0224-53-3076
  E-mail oksinbk@pref.miyagi.lg.jp
  <お申込み>
   E-mail(oksinbk@pref.miyagi.lg.jp) で以下を明記しお申し込み下さい。
  (1)会社名・所属名・団体名等 (2)電話番号 (3)役職名等 (4)氏名
  (5)参加を希望する講演(※どちらか一方でも両方でも可です。)


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運転資金について知っておきたいこと(1/3)
2019.01.24



おはようございます。

宮城県よろず支援拠点コーディネーターの細野です。
今回から3回に渡って、私の方で経営ミニコラムを担当いたします。

今回のテーマは「運転資金について知っておきたいこと」と題して、運転資金について最低限知っておきたいことを3回に分けてご紹介していきます。

第1回目(今回)は、運転資金の基本と業種別運転資金。
第2回目は、事業に必要となる資金の計算方法。
第3回目は、事業拡大と増加運転資金。
・・・といった流れとなります。

それでは本題に入ります。
会社を経営している方であれば、「運転資金」という単語を聞いたことはあるかと思います。
ただ、それが具体的に何を指していて、どうやって計算するのかということまで理解している方はそんなに多くはいない気がします。

そもそも、運転資金とは何かということについてですが、ざっくりいうと「商売を回す上で必要となる資金」です。

運転資金は以下のように計算します。

運転資金 = 売上債権 + 棚卸資産 – 仕入債務

売上債権・・・売掛金、受取手形等
棚卸資産・・・材料、仕掛品、製品、商品の在庫等
仕入債務・・・買掛金、支払手形等

例えば、以下のような卸売業の会社があるとします。
月商:100万円
売上原価:70万円
商品在庫:50万円(在庫期間0.5か月)
売掛金:100万円(回収期間1か月)
買掛金:70万円(支払期間1か月)

この会社の運転資金は以下の通りです。
100万円(売上債権)+ 50万円(棚卸資産)- 70万円(買掛金) = 80万円

この会社の運転資金は80万円ということですが、これが何を意味するかというと、この会社の商売を回す(継続していく)ためには、少なくとも80万円のキャッシュが必要ということです。


そもそも何故、運転資金が必要になるかというと、売上と入金のタイミング、仕入れと販売のタイミングが違うからです。
このタイミングの差を埋めるために必要な資金が運転資金です。

売上と入金が同じ、つまり現金商売であれば、売上債権は0のはずです。
また、仕入れた商品が即販売できるのであれば、在庫、つまり棚卸資産も0になります。
そういう商売の形態であれば、運転資金は必要ありません。

しかし、多くの商取引では、掛売がありますし、仕入れた商品がすぐに売れるわけではないことが多いでしょう。
ですので、多くのビジネスでは運転資金を用意する必要があるのです。


なお、必要な運転資金は業種やビジネスの形態によって変わってきます。
多額な運転資金が必要になる業種・業態と、そうでもない業種・業態があるのです。
今回は身近な業種でいくつか例を出してみましょう。


1.飲食業
飲食業は運転資金がほとんど無い業種の代表例です。
何故なら、売掛債権、棚卸資産がほとんど無いからです。

売上債権はクレジットカード利用の場合くらいで、カード取扱がないお店は売掛金はほぼゼロではないでしょうか。(ツケ払いがあるのなら別ですが)

棚卸資産である食材もほとんど当日に使い切ってしまうのではないでしょうか。
ただ、保存がきく食材やお酒などを多く置いている場合は多少あるかもしれません。

そして、食材等の仕入れを掛け取引している場合は、仕入債務は発生します。

よって、場合によっては、運転資金がマイナスになる場合もあります。
つまり、仕入債務の支払い分、資金に余裕ができるということです。
これを「回転差資金」と呼びます。

ちなみに、飲食店の王道の戦略としては、この回転差資金で、どんどん新規出店を行って拡大を図っていくことでスケールメリットを出していきます。


2.小売業
現金取引が多い小売業であれば、飲食業同様に運転資金はあまり必要ない業種です。

ただ、小売業の場合、仕入れから販売までのタイムラグは一般的には飲食業よりは長いので、棚卸資産は大きくなりがちです。

仕入れてから販売までが長い商品が多い場合は、その分の運転資金が必要になるのでご注意ください。

特に高額商材を扱う会社の場合、商品の回転率が低いので棚卸資産が大きくなり、その分運転資金も多額になりがちです。


3.店舗型サービス業(理美容、エステ、マッサージ店等)
理美容、エステ、マッサージ店等の店舗型のサービス業も、基本的に運転資金は必要ない業種です。

やはり売上は現金取引が多いでしょうし、さらにこういった業種の場合、在庫がほとんどありません。(シャンプーとかはあるのでしょうが)

さらに、エステやマッサージ店だと、回数券を販売している場合がありますね。
この回数券の販売が大きいと、将来の売上分も先に入金されることになるので、さらに運転資金は不要になります。

これらの業種も回転差資金が生まれるので、これを使って新規出店をしていくのが王道の拡大戦略です。


4.講師、教室、各種コンサルティング等
同じサービス業でも、講師、教室運営、各種コンサルティング業の場合だとちょっと異なってきます。
これらの業態の場合、支払条件次第で必要運転資金は全く異なります。

支払条件として前払いが多い場合は、運転資金は不要です。資金的にも余裕ができます。

逆に後払いが多い場合、つまり例えば「サービス提供完了後の翌月末払い」とかにすると、その分の売上債権が運転資金になります。

外注でもしていない限り、支払債務はほとんどないでしょうから、売上債権=運転資金になることが多いかと思います。

極端な例かもしれませんが、お仕事によっては「年度末一括払い」という条件があります。
仮にすべての仕事をその条件でやってしまうと、運転資金が年商と同じということになってしまいます。
売上になるからと、何も考えずにホイホイ受けていると、いつまでたっても入金が無くて資金難に陥ってしまうということにもなりかねませんのでご注意ください。


5.卸売業
卸売業の場合は、一般的には相応の運転資金が必要になる場合が多いです。
現金問屋でもない限り、普通は売上も掛取引が中心になるからです。

また、取扱商品が多い場合、在庫も相応に多くなります。

運転資金を小さくするには、なるべく仕入れから販売までのタイムラグを無くすことです。
粗利益率の低い卸売業の場合、仕入債務もそれなりの金額になるはずなので、仕入れた商品を素早く販売することで、棚卸資産を減らせれば、運転資金は抑えられます。

そのためには取扱商品の選別が必要になりますね。


6.製造業
製造業は運転資金が必要となる業種の代表例です。

まず、完成品だけでなく、材料や仕掛品も在庫になりますし、製造に一定の時間を要するため、棚卸資産は大きくなりがちです。

また、製品販売の際も売掛取引が一般的なうえに、支払いサイトも長いことがあります。
運転資金を小さくするためには、なるべく材料や中間部品、製品在庫を持たない、短い期間で製造するといったことで棚卸資産を少なくするための対策が必要になります。
かの有名なトヨタのジャストインタイムなどはまさにその典型ですね。

また、売掛サイトが短くなるような流通ルートを選ぶ、直販を行うなどで、売掛金を少なくする対策もあるでしょう。

なお、ソフトウェア開発業も運転資金の構造的には製造業に近いです。


以上、身近な業種・業態を例に、いくつか運転資金についての特徴を書いてみました。
あなたの業種・業態ではどのくらい運転資金が必要かわかりましたか?


ところで、運転資金というと、会社を維持するために必要な資金というイメージで捉えられている方もいらっしゃいます。

実際、銀行融資申し込みの際にも「3か月分の運転資金をお願いします」といって、人件費や家賃などの固定費も含めた金額で申し込み、その金額で融資を受けたことがある方もいらっしゃるでしょう。


次回は、運転資金の構造を基礎に、固定費も含めた事業に必要となる資金の計算方法について書いてみたいと思います。

これを知っていると、銀行融資申し込みの際に、申し込み金額が必要な理由をスマートに説明できるようになります。
2019.01.24 10:16 | 固定リンク | 経営ミニコラム
経営者保証に関するガイドラインについて
2019.01.22



皆さま こんにちは。
宮城県よろず支援拠点コーディネーターの鯨井です。

今回の耳寄り情報では、「経営者保証に関するガイドライン」について紹介いたします。

昨年の8月にも弁護士の木下コーディネーターから当ガイドラインについての紹介がありましたが、今回はその続編として、当ガイドラインがスタートした背景とその意義も考えてみたいと思います。
(参考URL:http://www.yorozu.miyagi-fsci.or.jp/cafe/html/art/00048.html

このガイドラインが制度としてスタートしたのは、平成26年2月からですが、それ以前に中小企業が融資をうける際には、社長などの経営者や第三者が融資の保証人となるケースが一般的なことでした(今もそうではないか、と言わそうですが・・・)。

そのため、
・中小企業にとっては、多額な資金調達を必要とする思い切った事業展開が困難
・中小企業の後継者候補にとって、事業承継意欲を削がれる要因となる
・債務者である中小企業が返済出来ない時は、保証人である経営者や第三者が代わりに返済をしなければならず、個人の生活に支障がでる

などの弊害が指摘されていました。


 一定の要件を前提として、これらの弊害の緩和を狙ったのが、上記ガイドラインです。

 主なルールとして、以下の2つのケースに分かれます

①新規借入時、既存保証契約の見直し時
 ✓ 経営者保証なしで新規融資を受けることができる可能性がある
 ✓ 経営者保証の解除ができる可能性がある

②保証債務履行時・保証債務整理時
✓ 必要な生計費や自宅を手元に残せる可能性がある
✓ 引き続き経営に携わったり、再起を図れる可能性がある

細かな個別要件はそれぞれ後述リンクを参照していただきたいのですが、いずれのケースにおいても、以下の要件は全て充足する必要があるとされています。

(1)主債務者が中小企業であること
(2)保証人が個人であり、主債務者である中小企業の経営者等であること
(ただし一定の要件を満たした配偶者など、これ以外にも該当要件があります)
(3)債務者である中小企業と保証人であるその経営者等が、弁済に誠実で、債権者の請求に応じて負債の状況を含む財産状況等を適切に開示していること
(4)主債務者と保証人が反社会勢力でなく、そのおそれもないこと。


(3)の要件の中で「債権者の請求に応じて財産状況等を適切に開示していること」と表記されていますが、これは例えば、債務者は債権者に対して、決算書や月次試算表などの財務状況を示す資料を、適切に開示する必要があるということです。つまり、債務者と債権者との間で、財務状況や経営状況について共通認識や相互理解が得られているかがポイントであるということですね。

 このように、「経営者保証に関するガイドライン」は、単に経営者保証無しで新規融資が受けられるとか、債務保証履行時でも手元に財産が残せるといったことだけでなく(これらも画期的なことですが)、中小企業は債権者である金融機関に対して、自社の状況を理解してもらえるための働きかけが必要である、ということを明示している点にも特徴があると筆者は考えます。

 逆に、金融機関にとっては、融資判断の際に経営者保証に依存することなく、財務内容や事業の将来性による判断の比率を高めることが求められているとも言えます(そして、中小企業が廃業する際には、当ガイドラインに則って支援することも求められていると言えます)。

 経営者の皆さまにとって、「経営者保証に関するガイドライン」は注目すべき制度ではないでしょうか。

 なお、より詳しい内容については、以下のURLが参考になりますので、閲覧していただければと思います。

 http://hosyo.smrj.go.jp/中小企業基盤整備機構HP)


今回の耳寄り情報は、「経営者保証に関するガイドライン」のご案内をさせていただきました。ここまでご覧頂きましてありがとうございました。

以上、鯨井がお伝えいたしました。


<筆者紹介>
鯨井文太郎。宮城県よろず支援拠点コーディネーター、中小企業診断士、金融検定協会認定ターンアラウンドマネージャー、金融検定協会認定 事業承継マネージャー。



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