【宮城よろず瓦版0730】
2018.07.30
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 ○法務、労務、夜間、土曜の相談日【要予約】
   法務相談  8月8日(水)、31日(金)
   労務相談  8月6日(月)、27日(月)
   夜間一般 毎週水曜日 17時~20時
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 ○出張経営相談会【要予約】
   気仙沼(気仙沼地方振興事務所) 8月15日(水)
   栗原(北部地方振興事務所)   8月17日(金)
   登米(登米地域事務所)     8月16日(木)
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   石巻(東部地方振興事務所)   8月 7日(火)、21日(火)
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 【予約申込・日程お問合せはこちらまで】
  TEL:022-393-8044 FAX: 022-393-8045
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◆過去の事例から学ぶ 企業BCPセミナー(宮城県)

  宮城県では、県内企業の皆様にBCPセミナーを開催します。
  当日は、過去の事例から得られた教訓を踏まえて、BCP(Business Continuity
 Plan:事業継続計画)整備の必要性やポイントを提示する内容となっております。
  BCPの策定・運用は、緊急事態に遭った場合「企業が生き抜くための準備」と
 して有効です。
  貴社のBCP策定・BCM運用に向けての第一歩として、是非ご参加ください。

 ○日 時 平成30年8月3日(金)14:00~16:00 (受付開始 13:30)
 ○場 所 宮城県庁 2階 第二入札室
      仙台市青葉区本町3-8-1
 ○定 員 70名(要事前申込、先着順)
 ○参加費 無料
 ○締 切 平成30年7月27日(金)※定員に達し次第申込みを締め切ります。

 ≪詳細・申込はこちら≫
  http://www.joho-miyagi.or.jp/bcp


◆業務効率化の第一歩 コンピューターネットワークを知る(仙台市産業振興機構)

  業務情報や各種データなど、個々のパソコンの中だけで完結していませんか?
 誰かが休むと業務が滞ったり、皆がバラバラの見積書を作っていたり、他の社員
 のスケジュールが分からなかったり。共有することで、業務の効率化や標準化を
 図ることができます。
  本セミナーでは、小規模な社内ネットワークを例に、データ共有の考え方、ネ
 ットワーク構築のポイント、無料ツールの活用、最低限講じておきたいセキュリ
 ティ対策などについて分かりやすくご説明します。

○日 時 平成30年8月29日(水)14:00~16:00
○会 場 公益財団法人仙台市産業振興事業団 会議室
     仙台市青葉区中央1-3-1 AER7階
○対象者 社内ネットワーク構築の基礎を知りたい方。ネットワークを活用して
     業務の効率化を図りたい方。
○定 員 10名(先着順)
○受講料 1,000円(当日受付にお納めください)

 ≪詳細・申込はこちら≫
  http://www.siip.city.sendai.jp/n/2018/0829/01.html


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◆補助事業の公募状況(中小企業庁)
 http://e-net.smrj.go.jp/archives/9094

◆宮城県の補助金情報
 https://www.pref.miyagi.jp/life/7/25/331/

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◆配信停止、送信先変更などは、こちらまでメールでお知らせ下さい。m(__)m
email:yorozu@office.miyagi-fsci.or.jp
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売上拡大、経営改善,IT活用など、あらゆる経営課題にお答えします!
中小企業庁委託事業
宮城県よろず支援拠点 電話:022-225-8751(商工会連合会内)
〒980-0011 仙台市青葉区上杉1-14-2 宮城県商工振興センター2階
FAX:022-265-8009
宮城県よろず支援拠点サテライトオフィス上杉 電話:022-393-8044
〒980-0011 仙台市青葉区上杉1-16-8 プロスペール本田3階
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営環境の分析に役立つかも!?政府系のデータサイトを見てみよう(2/3)
2018.07.27
みなさんこんにちは。

宮城県よろず支援拠点コーディネーターの鯨井文太郎です。経営改善や事業再生に関する支援を中心に担当しております。


前回から3回に渡り、「経営環境の分析に役立つかも!? 政府系のデータサイトを見てみよう」と題して、下記の通り3つのサイトを紹介していきます。

 1回目:RESAS(地域経済分析システム)
 2回目:J-STAT(地理情報システム)
 3回目:検討中・・・


RESASとJ-STATは、地域の人口動態や経済環境の簡易な分析に活用できます。

 前回紹介したRESASは、様々なビッグデータが参照できるので、地域や全国の市場動向を大局的に捉えることが出来るシステムです。

 
 今回紹介するJ-STATは周辺の人口動態など周辺市場の環境を分析するのに適したシステムです。ですので、飲食店や小売店など消費者向けのビジネスを営んでいる事業者様にとって、商圏分析を行う際にも参考になるシステムと言えます。


 試しに、宮城県よろず支援拠点のサテライトオフィス周辺について、簡易な環境分析に挑戦してみましょう。

 例えば、宮城県よろず支援拠点のサテライトオフィスから、徒歩5分圏内の区域を特定してみると、以下のような形になります。




 小さくて分かりづらいですが、緑の線で囲まれている部分が当拠点の徒歩5分圏内です。北は作並街道を少し越えた辺り、南は宮城県庁の少し手前、西は北四番丁駅を越えた辺り、東は宮城県商工振興センターを超えたあたりまでが、徒歩5分圏内と表示されています。

 次に、範囲内の人口動態について調べてみます。J-STATでは、下記のように人口に関する情報が、分かりやすく提示されます。直近の数値は平成27年と、若干古い数値となりますが、国勢調査の数値ですので、信頼性は高いといえるでしょう。




 ちなみに、宮城県よろず支援拠点のサテライトオフィスから徒歩5分圏内の人口は1,241人のようです。この他にも、年齢層別人口や、単身者や2人以上世帯など種類別世帯数なども分かります。

 下の図は、世帯数分析の続きです。この区域内では、主世帯数837のうち、11階以上ある建物に住む世帯が350もあるそうです。





 J-STATの凄いところは、人口だけでなく、事業所数やその業種、事業所の従業者数までが分かるところです。下の図でそれが分かります。




 これも、経済センサスという総務省の調査データからの引用なので、信頼できるデータと言えます。上記データによると、区域内の事業所数は279事業所、そこで働く従業員数は4,466名という結果が出ています。

 先ほどの人口分析は1,241名でしたが、事業所で働く従業員の数は4,466名という結果です。ですので、働く人向けの事業を興したいと考えている事業者がいれば、この区域は有力な候補地となります。具体的には、飲食店や惣菜・弁当販売などで事業を興したい事業者にとって、この区域は候補地となりえます。

 但し、同区域内で35事業所ある(これもJ-STATで分かります)宿泊飲食サービス業、つまり同業他社に対して、どのように差別化や競争優位性を発揮していくかを検討していく必要はあるでしょう。

 以上の様に、掲載スペースの都合上、今回はとても簡易な形ではありますが、J-STATを活用することで、周辺環境の分析を行うことが出来ます。(特に飲食店や小売店を経営されている)事業者様は、是非一度、当システムを活用することをお勧め致します。

 次回の内容は未定ですが、引き続き、私から政府系のデータサイトについて紹介させていただければと考えています。

 ここまで、お付き合い頂きましてありがとうございました。また次回お会いいたしましょう。ありがとうございました。
2018.07.27 08:00 | 固定リンク | 経営ミニコラム
意外にシンプル⁉ 資金繰りや利益改善に向けた検証方法
2018.07.25
みなさんこんにちは。

宮城県よろず支援拠点コーディネーターの鯨井です。

「資金繰りや利益を改善させたい‼」

企業や経営者の皆さまにとって、永遠のテーマかと思います。これを簡単に改善させる魔法のような方法はありません。資金繰りの安定や、利益の向上は日々の地道な企業活動によって、もたらされるものです。

 しかし、資金繰りや利益を改善させるための検証方法は、意外とシンプルなのです。

 本日の耳より情報では、この方法についてお伝えいたします。



〇資金繰り改善に向けた検証方法



 資金繰り改善に向けた検証は、上の表に沿って実施されることをお勧め致します。

 「入り」とは、資金流入のことです。これを増やすことで資金繰りは改善します。「出」とは資金流出のことです。これを減らせば資金繰りは改善します。あたりまえですが、大切なのは、この為の具体策を掘り下げていくことです。

 例えば、入りを増やすための方法として、利益を上げる、回収を早くする、などが考えられます。回収を早める為に、取引先と取引条件交渉を行うことで何らかの成果が得られるかも知れません。これを各取引先にやってみることです。

 ・・・・などなど、以上の様に具体策を次々と検証していき(具体策は上記以外にも沢山あります)、実践を繰り返すことが、大切になります。


 最も資金繰りの安定に繋がるのは、利益の確保といえるでしょう。利益そのものが資金の源泉になるからです。では、次の表で利益確保に向けた検討方法を説明します。




〇利益確保に向けた検証方法



 利益確保に向けた検証方法は、資金繰りの改善方法よりもシンプルで、4つの着眼点にほぼ限定されます。

①数量を上げる、②販売単価を上げる、③仕入価格を下げる、④経費を下げる

 以上の4つの着眼点に対して、採用可能な具体策を検証・実践していく流れになります。


 ちなみに、損益分岐点分析の考え方を踏まえると、最も収益に効果のある着眼点は、②の販売単価を上げることとなります。この理由については、また別の機会にでも。


 以上の通り、資金繰り改善や、利益確保に向けた検証方法は意外にシンプルであると言えます。シンプルではありますが、この検証→実践→検証・・・といった地道なサイクルを繰り返すことが、資金繰り改善や、利益の安定確保に繋がると筆者は考えます。

 資金繰りを改善させたい、利益を向上させたいといったお悩みを持つ企業様は、是非、当拠点にお越しください。ご相談お待ちしております。

 本日もお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
 以上、鯨井でした。
【宮城よろず瓦版0723】
2018.07.23
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 ○土曜日ミニセミナー 毎週開催中!受講無料、定員5名(先着順)
  会場:仙台市青葉区上杉1丁目16-8プロスペール本田3F
     (宮城県よろず支援拠点サテライトオフィス上杉)

  □人手不足を解消し利益を出す人材の採用術セミナー
  ・7月27日(金) 13:30~15:00
   担当コーディネーター 今野 一郎
  □商店の売場レイアウト見直しによる売上向上策
  ・7月28日(土) 13:00~15:00
   担当コーディネーター 沼澤 裕
  ※希望者には個別相談も行います

 ○法務、労務、夜間、土曜の相談日【要予約】
   法務相談  7月27日(金)、8月8日(水)
   労務相談  7月23日(月)、8月6日(月)
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 ○出張経営相談会【要予約】
   気仙沼(気仙沼地方振興事務所) 8月15日(水)
   栗原(北部地方振興事務所)   8月17日(金)
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   大崎(北部地方振興事務所)   8月16日(木)
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   大河原(大河原地方振興事務所) 8月21日(火)

 【予約申込・日程お問合せはこちらまで】
  TEL:022-393-8044 FAX: 022-393-8045
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◆よろず支援拠点セミナー
 今日から始める海外展開~中小企業ならではの進め方と注意点~

 「新たな販路開拓が必要」、「海外展開に興味はあるけどなかなか踏み切れない」
 本セミナーでは中小企業の目線で具体的な海外展開ノウハウををお伝えします。
 これを機会に御社も海外展開に一歩踏み出してみませんか?
 
 ○日時/平成30年7月26日(木)13:00~15:00
 ○会場/TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口ホール8A
 ○担当/コーディネーター 渡邉 明代・細野 哲平・田中 徳子
 ○定員/100名(先着順)
 ○受講料/無料

 ≪詳細・申込はこちら≫
  http://www.yorozu.miyagi-fsci.or.jp/pdf/overseas.pdf


◆「第45回 国際福祉機器展H.C.R.2018」オープンセミナーのご案内
(公益財団法人仙台市産業振興事業団)

  本セミナーでは、健康福祉分野を中心とする実践事例に基づいた、具体性の
 高い「売れる」マーケティングについて講師が分かりやすくお伝えいたします。
  健康福祉機器・サービスを開発中の企業・個人事業主の方等皆様のご参加を
 お待ちしております。

 ○日 時 平成30年8月2日(木) 14:00~15:30
 ○会 場 仙台フィンランド健康福祉センター事業創成国際館CR
       仙台市青葉区水の森3-24-1
 ○対象者 健康福祉機器・サービスを開発中の企業・個人事業主の方、健康福祉
      事業者
 ○定 員 30名(先着順)
 ○参加費 無料

 ≪詳細・申込はこちら≫
  http://sendai.fwbc.jp/n/hcr2018openseminar.html


◆「新・ダイバーシティ経営企業100選」及び「100選プライム」の公募開始
 ~8月2日(木曜日)に応募説明会を開催!~(経済産業省)

  経済産業省は、平成24年度より、ダイバーシティ経営を推進し成果に結びつけて
 いる企業の先進的な取組を表彰する「ダイバーシティ経営企業100選」(経済産業
 大臣表彰)を実施しています。
  平成29年度より、100選・新100選に受賞した企業を対象に、「ダイバーシティ2.0」
 に取り組む企業を「100選プライム」として新たに選定しており、「100選プライム」
 公募も、本年7月17日(火曜日)より開始します。
  これら表彰制度について、8月2日(木曜日)に東京都内にて応募説明会を実施
 します。

 ≪詳細・申込はこちら≫
  http://www.tohoku.meti.go.jp/s_sangi_jinza/topics/180717.html


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◆補助事業の公募状況(中小企業庁)
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経営環境の分析に役立つかも!?政府系のデータサイトを見てみよう(1/3)
2018.07.23
こんにちは。

宮城県よろず支援拠点コーディネーターの鯨井文太郎です。経営改善や事業再生に関する支援を中心に担当しております。

今回から3回に渡り、「経営環境の分析に役立つかも!? 政府系のデータサイトを見てみよう」と題して、下記の通り3つのサイトを紹介したいと考えています。



 1回目:RESAS(地域経済分析システム)
 2回目:J-STAT(地理情報システム)
 3回目:検討中・・・



RESASとJ-STATは、地域の人口動態や経済環境の簡易な分析に活用できます。

 というわけで、まずはRESASを見てみましょう。



【RESAS】とは

RESASとは「産業構造や人口動態、人の流れなどに関する官民のビッグデータを集約し、可視化するシステム(経済産業省HPより)」とのこと。官民のビッグデータが参照できるのですね。ちなみに、経済産業省と内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が提供しています。

検索サイトで「RESAS」と検索していただくと、以下のようなサイトにたどり着きます。




 こんな感じのサイトです。



 参照できるデータは以下の通りです。



 
人口や産業構造だけでなく、外国人消費や不動産取引に関するデータまであります。

全部を紹介したいところですが、今回は「3.産業構造マップ>小売卸売業(消費)>消費の傾向(POSデータ)」というところを覗いてみましょう。




 ↑こんな感じです。簡単です。地域の飲食料品や日用品のPOSデータが参照できます(但し生鮮食品のデータは参照できないようです)。



 下の図は宮城県内における品目毎の購入金額の割合です(2016年)。アルコール飲料の割合は30.51%と、多いような気がします・・・。



 
そこで、全国と比較してどうなのか。次のグラフを見てみましょう。



 上のグラフから、飲料の消費量に占めるアルコール飲料の割合が分かります。上の横棒グラフは宮城県(指定地域)、下の横棒グラフは全国平均を示しています。水色の部分がアルコール飲料の割合を示しています。アルコール飲料の割合が多いです。

 ですがこのグラフだけで、我らが宮城県では多くの人がアルコールを大量に摂取しているのだ!と断定することは出来ません。なぜならば、上のグラフは割合だからです。例えば、宮城県では清涼飲料などの消費量が極端に低いのかも知れません。

 そこで、もう一つのグラフを見てみます。



 小さくて見づらいかもしれませんが、上のグラフから、1000人あたりのアルコール飲料の購入金額が分かります(単位は0.00円です)。各県ごとにランキング形式で示されています。朱色の棒グラフが、我らが宮城県です。2位です(3位以下とは僅差な気もしますが・・・)。宮城県民は飲みすぎ注意ですね。


ちなみに、上位5県は①秋田県、②宮城県、③熊本県、④島根県、⑤北海道となっていました。

※但し、以上のデータはスーパーやドラッグストアのレジを通過したPOSデータを基に作成されたデータであるという点に注意が必要です。つまり飲食店などでの消費量は含まれていません。上位県では外食よりも、自宅内での晩酌などが好まれている、ということかも知れません。




 このような形で、飲料・酒類の消費量一つを取っても、なかなか興味深い分析が出来るのがRASESです。前述の通り人口や産業構造、外国人消費から不動産取引に至るまで、様々なビッグデータが参照できるので、地域や全国の市場動向を大局的に捉えたいときにお勧めのシステムです。




 以上で今回のミニコラムを終了致します。お付き合い頂きまして、ありがとうございました。




次回は引き続き私の2回目のコラムです。J-STAT(地理情報システム)について紹介いたします。
2018.07.23 08:00 | 固定リンク | 経営ミニコラム
【宮城よろず瓦版0717】
2018.07.17
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         ■□■ 宮城よろず瓦版 2018/7/17 ■□■

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 ○土曜日ミニセミナー 毎週開催中!定員5名(先着順)
  会場:仙台市青葉区上杉1丁目16-8プロスペール本田3F
     (宮城県よろず支援拠点サテライトオフィス上杉)

  □事業承継の進め方
  ・7月21日(土) 13:00~15:00
   担当コーディネーター 鯨井 文太郎
  □人手不足を解消し利益を出す人材の採用術セミナー
  ・7月27日(金) 13:30~15:00
   担当コーディネーター 今野 一郎
  □商店の売場レイアウト見直しによる売上向上策
  ・7月28日(土) 13:00~15:00
   担当コーディネーター 沼澤 裕
  ※希望者には個別相談も行います

 ○法務、労務、夜間、土曜の相談日【要予約】
   法務相談  7月27日(金)
   労務相談  7月23日(月)
   夜間一般 毎週水曜日 17時~20時
   土曜相談 毎週土曜日  9時~16時

 ○出張経営相談会【要予約】
   気仙沼(気仙沼地方振興事務所) 7月18日(水)
   栗原(北部地方振興事務所)   7月20日(金)
   登米(登米地域事務所)     7月19日(木)
   大崎(北部地方振興事務所)   7月19日(木)
   石巻(東部地方振興事務所)   7月24日(火)、8月7日(火)
   大河原(大河原地方振興事務所) 7月17日(火)

 【予約申込・日程お問合せはこちらまで】
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◆よろず支援拠点セミナー
 今日から始める海外展開~中小企業ならではの進め方と注意点~

 「新たな販路開拓が必要」、「海外展開に興味はあるけどなかなか踏み切れない」
 本セミナーでは中小企業の目線で具体的な海外展開ノウハウををお伝えします。
 これを機会に御社も海外展開に一歩踏み出してみませんか?
 
 ○日時/平成30年7月26日(木)13:00~15:00
 ○会場/TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口ホール8A
 ○担当/コーディネーター 渡邉 明代・細野 哲平・田中 徳子
 ○定員/100名(先着順)
 ○受講料/無料

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◆第5回 新東北みやげコンテストエントリー商品募集(仙台市産業振興事業団)

  新 東北みやげコンテストは東北の新しいおみやげを発掘・表彰し、バイヤー
 や消費者に向けた商品PRと販路開拓を支援するためのコンテストです。
  概ね2年以内に開発されたみやげ品(食品、飲料、雑貨、工芸品等)が対象で
 す。1社から複数商品のエントリーも可能です。開発から2年以上経過した商品
 であっても、味やパッケージ等の改良商品もエントリー可です。

 ○エントリー費用
  無料
  ※コンテスト一次審査通過者は、コンテスト二次審査(品評会・商談会)の
   出展料として10,000円をご負担いただきます。
 ○コンテストの流れ
  ・1次審査(書面審査)平成30年9月下旬
  ・2次審査(品評会・商談会)平成30年11月21日(水)10:00~17:00予定
 ○応募(受賞)のメリット
  ・品評会の場で、来場バイヤーとの商談が出来ます。
  ・品評会後に開催される販売会へのご案内を差し上げます。
  ・受賞商品を紹介するバイヤーズガイドを作成し、各所へ配布します。
  ・当事業団のホームページ、Facebook、Twitterなどで商品PRをします。
 ○締 切 平成30年8月24日(金)

 ≪詳細・申込はこちら≫
  http://www.siip.city.sendai.jp/miyage2018/index.html


◆IT導入補助金 全国説明会の御案内(経済産業省)

  経済産業省では、中小企業等の生産性向上を実現するため、業務効率化や
 売上拡大に資する簡易的なITツール(ソフトウェア、アプリ、サービス等)の
 導入に要する経費の一部を補助する「サービス等生産性向上IT導入支援事業
 (IT導入補助金)」を実施しています。
  このたび、仙台市において説明会が開催されますので、御案内します。

 ○仙台会場
  開催日:平成30年7月31日(火)
  場 所:仙台商工会議所 7階 大会議室(仙台市青葉区本町二丁目16番12号)
  ・中小企業・小規模事業者向け説明会   14時30分~15時30分
  ・ITベンダー・サービス事業者向け説明会 13時00分~14時00分

 ≪詳細・申込はこちら≫
  http://www.tohoku.meti.go.jp/s_service/service_sangi/topics/180706.html


◆第5回 女性×若者向け創業相談ウィーク(日本政策金融公庫)

  創業に興味のある女性や、学生を含む若者のみなさまを主な対象とした相談会
 を、6月から8月にかけて全国各地で開催します。
  創業に関する素朴な疑問から創業計画書のつくり方、融資審査の進め方など、
 経験豊富な専門スタッフが親身になって対応いたします。
  仙台会場での開催についてご案内いたします。

 ○日 時 平成30年7月21日(土)~平成30年8月4日(土) 
      ※7月22日(日)、28日(土)、29日(日)は除く
 ○会 場 日本政策金融公庫 仙台支店 国民生活事業
      仙台市青葉区中央1-6-35 東京建物仙台ビル9階
 ○対象者 創業に関心のある女性や若者(女性や若者以外の参加も可能)

 ≪詳細・申込はこちら≫
  http://sougyou-soudan-week.com/area2018_8/index.html 


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売上拡大、経営改善,IT活用など、あらゆる経営課題にお答えします!
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宮城県よろず支援拠点 電話:022-225-8751(商工会連合会内)
〒980-0011 仙台市青葉区上杉1-14-2 宮城県商工振興センター2階
FAX:022-265-8009
宮城県よろず支援拠点サテライトオフィス上杉 電話:022-393-8044
〒980-0011 仙台市青葉区上杉1-16-8 プロスペール本田3階
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小さな会社が海外販路開拓に取り組むステップ(3/3)
2018.07.13


こんにちは。

宮城県よろず支援拠点コーディネーターの細野です。

「小さな会社が海外販路開拓に取り組むステップ」と題して、海外展開には興味があるけれども、具体的にどういうステップで進めていけばいいかイメージがわからないという方向けに、取り組みのステップを3回に分けてご紹介しております。

第1回目は、事前準備。

第2回目は、国内取引を通じて海外に商品を売る。

第3回目(今回)は、直接、海外の取引先に商品を売る。

・・・といった流れとなります。




では、さっそく本題に入ります。



今回からはいよいよ直接、海外の取引先に商品を売る方法についてご紹介していきます。

前回は、自社の商品を取り扱ってくれる国内の輸出会社や商社等を探すということでしたが、今回は海外の取引先を探すことになります。

そこで問題になるのが、海外のどんな会社を探せばよいのかということです。日本人の感覚だと卸売業をイメージされる方が多いのですが、海外では、卸売業というものが存在しない国が多いです。

B2B取引であれば、通常は、輸入ができるディストリビューター(販売代理店)を探すことになります。

海外ディストリビューターの探し方については大きく分けて以下の4つです。




1. 展示会への出展
前回エントリーでは、国内の輸出会社や商社等を探すために、国内展示会に出展するということを書きました。

今回のターゲットは、海外のディストリビューターです。海外の展示会はもちろん、国内の展示会でも多くの海外バイヤーが来場しています。

現在、国内、海外問わず、様々な展示会が開催されています。どういった展示会があるか調べるには、ジェトロの「世界の見本市・展示会情報(J-messe)」が便利です。

基本的な注意点としては、前回エントリーでご紹介した通りです。


日本国内の展示会の場合は、バイヤーの主な目的は情報収集なので、その場で注文が取れることはあまりありませんが、海外の展示会の場合は、その場で注文をするつもりで参加するバイヤーも多くいます。ですので、海外の展示会に参加する際は、決裁権を持った人が参加するようにした方がよいでしょう。「持ち帰って検討します」では逃げられてしまう可能性があります。

また、海外の展示会の場合、来場者の属性をあらかじめ確認しておいた方がよいです。

展示会によっては、バイヤーではなく、普通の一般消費者が普通に買い物に来ることがあります。残念ながら、一般消費者にいくら売れても、その後の継続取引につながることはないので、販路開拓には繋がらないと考えてください。そのあたりは展示会主催者によく確認しておくべきでしょう。



2.訪問営業

これは紹介無しで、現地の会社を訪問して営業を行うことを指します。もちろん、訪問先にはメールや電話などであらかじめアポイントを取った上で訪問するので、いわゆる飛び込み営業とは異なります。
具体的な手順としては、まずは訪問先の候補をリストアップします。

リストアップ方法は、インターネットで調べるのが効率的です。有料にはなりますが、ジェトロの「海外ミニ調査サービス」なども使えます。

リストアップができたら、あとはそのリストに対して、個別にコンタクトを取っていくだけです。いきなり電話するのはハードルが高いということであれば、メール等でも構わないです。日本商品に興味を持っている会社は多いので、アポイントを取るのはさほど難しくはないはずです。ご自身が現地に行ける日程を確保して、その期間にまとめてどんどんアポイントを入れていきましょう。




3.インターネット

次にインターネットを活用した販路開拓ですが、これは大きく分けて、B2BとB2C、つまり対企業向けか、対個人(消費者)向けに分けられます。

B2Bであれば、
・ジェトロの国際ビジネスマッチング(TTPP)(無料)
・アリババのアリババワールドパスポート(有料)
などのマッチングサイトがあります。

これらのマッチングサイトはどちらかというと見込み客集めに近い感じです。商品や会社の情報をインターネット上に掲載し、バイヤーからの問い合わせを待つ形となります。

また、逆に「こういった商品を買いたい」というバイヤーの情報掲載もあるので、自社の商材がマッチする場合には、問い合わせを出してみてもよいでしょう。

B2Cであれば、いわゆる越境ECになります。

これは日本にいながらにして、直接海外の消費者に向けてインターネットを通じて商品販売を行うということで、最近流行っていますが、海外の消費者と直接やり取りする必要があることから相応のプロモーションや体制構築が必要になります。





4.紹介

これは、知り合いなどを通じてディストリビューターを紹介してもらうということです。
一見、簡単そうに思えますが、紹介者と紹介先との信頼関係を守るためにも、そうそう簡単に、誰でも紹介するというわけにはいかないというのが実際のところです。

また、よろず支援拠点をはじめとする、いわゆる公的支援機関の場合、立場上、直接のバイヤーの紹介はできないというのが原則です。(民業圧迫につながるため)

民間の海外展開支援会社の場合ですと、ビジネスとして紹介を行っているところがありますが、当然ながら相応に費用がかかります。

以上、海外販路開拓に取り組む際のステップをご紹介してきました。

まずはイメージだけでも掴んでいただけたら幸いです。
より具体的なことが知りたい!ということであれば、よろず支援拠点にご相談していただければと思います。
お読みいただきありがとうございました!





★★★
宮城県よろず支援拠点と宮城県商工会連合会の主催で海外展開セミナーを開催します!

3名の当拠点コーディネーターが、中小企業、特に小さな企業や個人事業主でもできる海外販路開拓の具体的な方法について事例を交えてお話します。

セミナータイトルは以下の通りです。

1.「海外展開を進めやすいのは、こんな企業」(渡邊コーディネーター)

2.「小さな会社でもできる海外販路開拓」(細野コーディネーター)

3.「次はベトナム、カンボジア!~食品輸出をする前にするべきこと~」(田中コーディネーター)

※内容については変更になる場合がございます。

開催日・場所は以下の通りです。
日時:7月26日(木) 13:00~15:00(受付12:30~)
会場:TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口 ホール8A



お申込みは当拠点ホームページから!
http://www.yorozu.miyagi-fsci.or.jp/pdf/overseas.pdf


またはお電話でも承っております。(TEL:022-393-8044)

<筆者紹介>
細野 哲平(ほその てっぺい)。中小企業診断士。経営コンサルタント。

仙台・宮城を中心に、「会社の将来をとことん一緒に考える身近な経営パートナー」として、徹底的に社長の立場に立った経営コンサルティングを行っている。

東京のIT企業でWeb系のシステムエンジニアとして多くのシステム開発に携わった後に、中国の北京に約2年間居住して日系企業の中国進出事業に取り組む。
                  
中小企業診断士の登録後、本格的に経営コンサルタントとしての活動を開始。
得意な支援ジャンルは、中国市場開拓、越境EC、事業・営業・マーケティング戦略策定、事業計画策定など。

<連載>
第1回
第2回
第3回(本記事)
2018.07.13 13:51 | 固定リンク | 経営ミニコラム
【宮城よろず瓦版0709】
2018.07.09
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         ■□■ 宮城よろず瓦版 2018/7/9 ■□■

       宮城県よろず支援拠点(だてびず)メールマガジン
         http://www.yorozu.miyagi-fsci.or.jp/
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≪だてびずからのお知らせ≫
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 ○土曜日ミニセミナー 毎週開催中!定員5名(先着順)
  会場:仙台市青葉区上杉1丁目16-8プロスペール本田3F
     (宮城県よろず支援拠点サテライトオフィス上杉)

  □補助金の上手な活用方法
  ・7月14日(土) 13:00~15:00
   担当コーディネーター 後藤 毅
  □事業承継の進め方
  ・7月21日(土) 13:00~15:00
   担当コーディネーター 鯨井 文太郎
  □商店の売場レイアウト見直しによる売上向上策
  ・7月28日(土) 13:00~15:00
   担当コーディネーター 沼澤 裕
  ※希望者には個別相談も行います

 ○法務、労務、夜間、土曜の相談日【要予約】
   法務相談  7月12日(木)、27日(金)
   労務相談  7月 9日(月)、23日(月)
   夜間一般 毎週水曜日 17時~20時
   土曜相談 毎週土曜日  9時~16時

 ○出張経営相談会【要予約】
   気仙沼(気仙沼地方振興事務所) 7月18日(水)
   栗原(北部地方振興事務所)   7月20日(金)
   登米(登米地域事務所)     7月19日(木)
   大崎(北部地方振興事務所)   7月19日(木)
   石巻(東部地方振興事務所)   7月10日(火)、24日(火)
   大河原(大河原地方振興事務所) 7月17日(火)

 【予約申込・日程お問合せはこちらまで】
  TEL:022-393-8044 FAX: 022-393-8045
  http://www.yorozu.miyagi-fsci.or.jp/


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 ○日時/平成30年7月26日(木)13:00~15:00
 ○会場/TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口ホール8A
 ○担当/コーディネーター 渡邉 明代・細野 哲平・田中 徳子
 ○定員/100名(先着順)
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 するアドバイザーを講師として、事前準備、SNSの活用、サイト運営体制など、
 絶対に欠かせないポイントを解説するセミナーを全国5ヵ所で開催します。
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 ■日 時 平成30年7月19日(木) 13:30~15:30(受付開始 13:00)
 ■会 場 中小機構東北 セミナー室
      仙台市青葉区一番町4-6-1 仙台第一生命タワービル6階
 ■対象者 海外での販路拡大に関心のある事業者を始め、どなたでもご参加
      いただけます。
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 ≪詳細・申込はこちら≫
  http://www.smrj.go.jp/sme/overseas/strategy/frr94k0000035hr0.html


◆「七十七ビジネス大賞」「七十七ニュービジネス助成金」公募のご案内
(七十七ビジネス振興財団)

  当財団では、県内の産業振興と経済発展に資することを目的に、みやぎの企業
 や起業家を支援しています。
  支援事業においては、県内産業・経済の発展に寄与した企業等を「七十七ビジ
 ネス大賞」として表彰、新規事業活動を志している起業家等を「七十七ニュービ
 ジネス助成金」として助成しております。また、東日本大震災等災害の復興への
 貢献も評価の対象に加えております。
  七十七ビジネス大賞・七十七ニュービジネス助成金のいずれも、公募により募
 集を行いますので、みなさまの積極的なご応募をお待ちしております。

 ○「七十七ビジネス大賞」
 (1)内容
  ・表彰状と奨励金50万円を1~2先に贈呈。
 (2)応募資格
  ・宮城県に本社等の活動拠点があること、または本社等が県外にある場合でも
   「七十七ビジネス大賞」の対象となる事業を行っている事業所が宮城県内に
   あること。
  ・評価の高い商品・サービス、優れた技術力・経営手法等を持っていること。
 ○「七十七ニュービジネス助成金」
 (1)内容
  ・表彰状と助成金200万円を3~5先に贈呈。
 (2)応募資格
  ・宮城県に本社等の活動拠点があること、または本社等が県外にある場合でも
   「七十七ニュービジネス助成金」の対象となる事業を行っている事業所が
   宮城県内にあること。
  ・新規性、独創性のある技術やノウハウ等により積極的な事業展開を行っている
   企業等及び新規事業活動を志している起業家。

 ≪詳細・申込はこちら≫
  http://www.77bsf.or.jp

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◆補助事業の公募状況(中小企業庁)
 http://e-net.smrj.go.jp/archives/8341

◆宮城県の補助金情報
 https://www.pref.miyagi.jp/life/7/25/331/

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小さな会社が海外販路開拓に取り組むステップ(2/3)
2018.07.06


こんにちは。

宮城県よろず支援拠点コーディネーターの細野です。



「小さな会社が海外販路開拓に取り組むステップ」と題して、海外展開には興味があるけれども、具体的にどういうステップで進めていけばいいかイメージがわからないという方向けに、取り組みのステップを3回に分けてご紹介しております。


第1回目は、事前準備。


第2回目(今回)は、国内取引を通じて海外に商品を売る。


第3回目は、直接、海外の取引先に商品を売る。


・・・といった流れとなります。


では、さっそく本題に入ります。


今回からはいよいよ具体的な販売方法についてご紹介していきます。



まずは、国内取引を通じて海外に商品を売る方法についてです。
海外へ販売するのに国内取引?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。



ただ、これまで全く海外取引の経験が無い会社がいきなり直接海外取引を行うのはハードルが高いです。
少なくとも以下については満たせていないと直接海外取引は厳しいでしょう。




・英語力(高校1~2年生レベル)
貿易書類作成、相手企業等のコミュニケーションを行うために英語力を持った人材が必要です。


・国際物流
海外に物を送る際の手続きや書類、具体的な方法を理解している必要があります。


・海外での決済方法
海外企業と取引する際の決済方法を理解している必要があります。


・リスクヘッジ方法

海外取引を行う際は保険や契約書を活用したリスクヘッジが必要であり、状況に応じた適切な手段の選定が必要です。


他にも色々ありますが、まずはこの辺りの体制やノウハウ獲得ができるまでは、国内取引を通じた海外向け販売を行っていった方がよいでしょう。



では、具体的にどうすればよいかということですが、一言で言ってしまうと、自社の商品を海外へ輸出してくれる輸出会社や商社等を探すことです。

この探し方については大きく分けて以下の2つです。

1.展示会への出展

展示会は効果的に活用すれば短期間で多くの見込み客を集められる手段です。

上手くいけば数日で数十件以上の見込み客リストが作れるでしょう。

国や自治体等の補助を活用すれば、無料~数万円程度で参加できることが多いです。

日本国内の展示会には、新たな商材を探している輸出会社や商社等が多数訪問します。

それらの会社に対し、自社の商品を紹介するわけですが、海外輸出に興味があり、輸出会社や商社等との商談を望んでいることを出展社名簿やブース等でPRするとよいでしょう。

ただし、展示会出展は費用と人手がかかるうえに、かなりノウハウが必要です。ただ出展するだけでは成果は出ないと考えてください。入念な準備を行った上で臨む必要があります。



2.訪問営業
これは通常の国内営業と同じです。

自社の商材を取り扱っている輸出会社や商社等をリストアップして、それぞれに対してアポイントを取って訪問営業します。


輸出会社や商社等にとっては、自社の商品ラインナップが増えることは大歓迎ですので、商談に必要な資料を準備し、取扱い商材のジャンルが外れていなければ、邪険に扱われることはあまりないはずです。


訪問先のリストアップ方法としては、インターネットで探す、ビジネスマッチングサイト(JETROのTTPP等)を使う、人から紹介してもらうなどありますが、基本的には地道な取り組みが必要となります。
ただ、国内の会社が相手ですので、日本語でコミュニケーションが取れるのは、直接取引と比べて楽な部分です。



1点注意点です。

探しに行く前に、前回エントリーで書いた事前準備をしっかり行っておいてください。事前準備無しで取引先探しをしても、必要な情報が不足していると商談にならず、無駄足になってしまいます。ご注意ください。


国内取引を通じて海外に商品を売ることに慣れてきて、直接取引を行えるだけの社内体制が出来てきたら、次はいよいよ直接海外の取引先に商品を売ることを考えていきましょう。

そのあたりは次回ご紹介していきます。

お楽しみに!


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宮城県よろず支援拠点と宮城県商工会連合会の主催で海外展開セミナーを開催します!

3名の当拠点コーディネーターが、中小企業、特に小さな企業や個人事業主でもできる海外販路開拓の具体的な方法について事例を交えてお話します。

セミナータイトルは以下の通りです。

1.「海外展開を進めやすいのは、こんな企業」(渡邊コーディネーター)

2.「小さな会社でもできる海外販路開拓」(細野コーディネーター)

3.「次はベトナム、カンボジア!~食品輸出をする前にするべきこと~」(田中コーディネーター)

※内容については変更になる場合がございます。

開催日・場所は以下の通りです。
日時:7月26日(木) 13:00~15:00(受付12:30~)
会場:TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口 ホール8A



お申込みは当拠点ホームページから!
http://www.yorozu.miyagi-fsci.or.jp/pdf/overseas.pdf


またはお電話でも承っております。(TEL:022-393-8044)

<筆者紹介>
細野 哲平(ほその てっぺい)。中小企業診断士。経営コンサルタント。

仙台・宮城を中心に、「会社の将来をとことん一緒に考える身近な経営パートナー」として、徹底的に社長の立場に立った経営コンサルティングを行っている。

東京のIT企業でWeb系のシステムエンジニアとして多くのシステム開発に携わった後に、中国の北京に約2年間居住して日系企業の中国進出事業に取り組む。
                  
中小企業診断士の登録後、本格的に経営コンサルタントとしての活動を開始。
得意な支援ジャンルは、中国市場開拓、越境EC、事業・営業・マーケティング戦略策定、事業計画策定など。

<連載>
第1回
第2回
第3回

2018.07.06 17:00 | 固定リンク | 経営ミニコラム
人に相談する意味はある?
2018.07.04


「人に相談する意味はある?」



宮城県よろず支援拠点の細野です。

当拠点の存在意義に関わる問題ですが、今日は人に相談する意味について書いてみたいと思います。



特に男性は人に相談するのが苦手と言われています。


更に経営者の方は自分で決めたい、外部からあれこれ言われたくないと考えている方が比較的多い気がします。


私自身も、かれこれ10年以上経営者をやっていますが、元々は人に相談するタイプではなく、相談する意味がわかっていませんでした。



一番の理由としては、「人に相談しても問題は解決しない」と考えており、たとえば売上が上がらない、月末に支払うお金が足りないといった悩みの場合、解決するには「売り先を紹介してくれる」、「資金を融通してくれる」といった直接的な方法でしか解決できないだろうと考えていたからです。



今考えると、非常に短絡的だと思うのですが、その時の私は「何もできないのであれば口だけ出してもらっても意味がない」くらいに考えていました。




しかしその後、大きな失敗をし、これまでの自分を見直すきっかけを得られたことで、私もだいぶ素直に人の話を聞けるようになり、迷ったときは人に相談するようになりました。

人に相談するメリットは色々あると思うのですが、私が一番だと思うのは「自分の考えが整理できる」ということです


まず、悩んでいるときって頭の中がごちゃごちゃしていて自分でも何がなんだかよくわからないということがあると思うのですが、人に客観的な視点から話を聞いてもらうことで、頭の中を整理することができます。


正直、これだけで人に相談する価値があると思います。事実、当拠点に相談にいらっしゃる方の中には、ご自分の話をしていくだけで満足して帰られることもしばしばあります。



また、これは相談を受ける側にある程度の専門性というか能力が必要になりますが、悩みを整理した上で、相談者が抱えている悩みの真の問題点を探り当てることができればなおいいですね。



問題は真の原因が分かれば8割は解決とも言われています。


ちなみに、先ほど挙げた「売り先が無い」、「月末に支払うお金が足りない」というのは問題ではなく、それらはただの事象に過ぎません。


問題と事象をごっちゃにしないようにご注意ください。




そして、問題を解決する際の具体策を検討する際も、客観的な視点から助言してもらうことで、自分だけでは思いつかなかった選択肢や、想定していなかったリスクなどにも気付くことができます。


このように、人に相談することのメリットはたくさんありますし、逆に相談することのデメリットはほとんどありません。営業上の秘密が漏れてしまう懸念があるかもしれませんが、それであればしかるべきところに相談すればよいのです。



当然、当拠点は守秘義務を負っていますので、ご安心してご相談にいらしてください。



最初の一歩には勇気がいるかもしれませんが、もし悩みがあって自分だけでは前に進めなさそうだと思ったら、当拠点の扉を叩いてみてください。



もしかすると、その一歩がきっかけで大きく変わることができるかもしれませんよ。

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