実効性と実行性
2018.12.17


みなさま、おはようございます。宮城県よろず支援拠点の細野です。
今日は何かアイデアを検討しているときに使える考え方を紹介します。

”実効性”と”実行性”です。

何かしらアイデアが浮かんだ際に、「このアイデアは”実効性”と”実行性”の両方を満たすことができるのか?」という感じで考えます。


実効性は、ボリュームとポテンシャルで判断します。
要はそのアイデアはどれだけ効果出る余地があるのかということです。

実行性は、コストとリスクで判断します。
いくらコストがかかり、どの程度のリスクがあるかで、やれるかどうかの判断をします。

ありがちなのは、このどちらかに偏ってしまうことです。
特にアイデアを思い付いたときは、「いい案出た!」という興奮のせいもあってか、視野が狭くなりがちです。


実効性に偏ると、確かに効果が高くて素晴らしいアイデアと思えるのですが、いざやってみるとお金がかかりすぎたり、とんでもなくハイリスクだったりして途中で頓挫してしまうということになってしまいます。

逆に実行性に偏ると、実現可能性は高いものの、それを実行したところでたいした成果が出なくてやった意味がないということになってしまいます。


考え方のイメージが付きやすいように例を挙げてみます。

居酒屋がハッピーアワーとして19時まではドリンク半額というサービスを始めるとしましょう。
その場合、実効性としては、これをやったことでどのくらいの売上や利益増加が見込めるのかを考えます。

ドリンクが安く飲めるということで、19時前に当店を目指して入店してくれるお客様が増えることが期待できますね。元々19時前はお客様があまりいない店舗であれば、効果が期待できます。逆に元々19時前もお客様が多くいて満席に近い状況のお店だと、これをやってしまうと単に利益を減らしてしまうことになるのでご注意ください。

そして、実行性としては、まずコストですが、元々この時間帯に店舗をオープンしていたのであれば、ハッピーアワーをやること自体は特にコストはかかりませんね。

次にリスクとして考えられることとしては、例えば元々19時以降に来てくれていたお客さんの来店時間が早まることで、平均客単価が下がってしまう可能性です。(19時以降が逆に客の入りが悪くなった場合)

ただ、19時前に入店して、19時以前にすぐに店を出ていくお客さんがそんなに大勢いるとは考えづらいでしょう。どうしても問題があるならハッピーアワーを止めるということも簡単にできるのでそこまで大きな懸念材料ではないと考えられます。

実行の容易性という観点では、ハッピーアワーはやろうと思えばすぐにでも始められるということで高いと考えられます。

”実効性”と”実行性”、同じ読みで覚えやすいと思いますので、是非、活用してみてください。

法人成りってなに?(2/3)
2018.12.17

皆さん、こんにちは。宮城県よろず支援拠点の小野寺です。
前回に引き続き法人成りについてご紹介します。

1回目では法人成りのメリット・デメリットについてご紹介させていただきました。2回目となる今回は「法人成りのタイミング」についてご紹介していきます。

法人成りすると信用が高まる、税金面でもメリットがあるといわれています。
そこで、どのようなタイミングで法人成りしたらいいのか?
今の事業規模でメリットがあるのか?について考えてみたいと思います。

取引先からの法人成りの要求や、事業承継のための法人成りなど定性的な要因で法人成りを検討されている方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでは売上高や利益額の定量的な要因で見たときの法人成りのタイミングについてご紹介します。


■売上高と法人成りのタイミング
法人成りのタイミングについて売上高から考えてみます。

消費税課税売上高が1,000万円を超えると、翌々事業年度から消費税が課税される事業者となります。これは個人事業主も法人も同じです。

法人成りすることで、事業主体が個人から法人へと別人格になることから、仮に2年前に消費税課税売上高が1,000万円超えていたとしても、法人成りすることで消費税の免税事業者となることができます。ただし、初年度の開始半年間の課税売上高が1,000万円以下である等の諸条件もありますので注意が必要です。


■利益額と法人成りのタイミング
法人成りのタイミングについて利益額から考えてみます。

1回目のメリットでもご説明したように、個人事業であれ、法人であれ利益(所得)には税金が課税されます。しかし、個人事業には所得税、法人には法人税が課税されるので税率などが異なります。
個人事業主が課税される所得税の税率は約5%~45%です。所得税は所得金額が増えると税率が高くなる超過累進課税が適用されます。

法人が課税される法人税の税率は中小企業の場合、利益が800万円まで15%、800万円超える利益は約23%の比例税率です。利益が大きくなっても税率は変わりません。そのため、税負担を考慮したとき、個人事業に対する税率と比較して、法人に対する税率にメリットがあるタイミングに法人成りを検討するのがよいでしょう。

以下、現在の法人税と所得税の税率をまとめたものです。






■まとめ
今回は売上高と利益額で見た時の法人成りのタイミングについてご紹介させていただきました。前回のまとめでもお話ししたように、1、2年だけでなく長期的な視点が必要ですので、実際に法人成りをご検討の方は税理士などの専門家の力を借りるのもひとつだとおもいます。もちろん宮城県よろず支援拠点でもご対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。

ご覧いただきありがとうございました。
2018.12.17 20:41 | 固定リンク | 経営ミニコラム
折込みチラシの効果を高めるためには
2018.12.17

おはようございます。
宮城県よろず支援拠点コーディネーターの工藤です。

今回の耳寄り情報は、前回(9月)に引き続き、昨年秋に夢を叶えて開業した事業者からの相談内容に対する対応状況の一コマから・・


Q:自作のホームページ開設と、月に1度の新聞の折り込みチラシをメインに自店の商品をPRしています。より効果的な折込みチラシを作るポイントを教えてください。

A:先ずは、これまでの販促活動からうまくいった時とそうでもなかったケースを振り返ってみましょう。ご自身の身の丈に合ったやり方で続けていくことが大事です。お店の存在を知ってもらい売上アップにつながるアイデアについて、いくつかご提案しました。


1.お客様のメリット
たいていのチラシは商品の種類や価格のみを羅列しています。しかし、それは売り手が言いたいことであり、必ずしも買い手が聞きたいことではないこともあります。お客様はどんな言葉に共感するのか、よく考えてみましょう。

2.他店との違い
他のお店とは何が違うのかがわからないと、お客様はより安いもの、自分の好きなものへ流れてしまいます。素材・原材料や製法、経験年数など、強みと差別化を見える形で示してください。

3.「動機づけ」のしくみ
競合のお店とご自身のお店とどちらも同じ質で同じ価格であった場合、あっちではなくこっちのお店に来たいと思わせる理由が「オファー」です。
「オファー」とは期間限定で値引きをするとか、2個買うと1個サービスとか、会員になると○○をプレゼントするといった、来店の「動機づけ」のしくみをつくることが大切です。

4.美味しさを表現する写真と文章
美味しそうに見せるにはチラシのデザインが重要です。特に食品に関してはご自身で撮ったものより、できればプロに依頼するのをお勧めします。また文章も大切です。商品の魅力や美味しさを表現している文章や写真を普段から集める努力をしましょう。

上記に加えて、ご自身のお店を印象づける(ブランディング)こと、親近感を演出する(人柄が伝わる、写真を使うと効果的)こと、口コミを入れる(情報発生力、信頼感向上)ことに気を配ることで、もっと魅力的な折込みチラシになってくるのではないでしょうか。

【宮城よろず瓦版1217】
2018.12.17
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         ■□■ 宮城よろず瓦版 2018/12/17 ■□■

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≪ただいま募集中≫
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◆平成30年度 企業BCPセミナー(第2期)(宮城県ほか主催)

  宮城県では、県内企業の皆様を対象としたBCPセミナーを開催します。
  当日は、過去の事例から得られた教訓を踏まえて、BCP(事業継続計画)整備
 の必要性やポイントを提示する内容となっております。BCPの策定・運用は、緊
 急事態に遭った場合「企業が生き抜くための準備」として有効です。
  貴社のBCP策定・BCM(事業継続マネジメント)運用に向けての第一歩として
 是非御参加ください。

 ○日 時 平成31年1月18日(金)13:30~16:00 (受付 13:00)
 ○会 場 宮城県庁行政庁舎2階 第二入札室
      仙台市青葉区本町3-8-1
 ○定 員 70名(要事前申込、先着順)
 ○参加費 無料
 ○締 切 平成31年1月11日(金)

 ≪詳細・お申込みはこちら≫
  http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/chukisi/bcp-seminar2018-2-1.html


◆「農林水産物・食品」輸出商談スキルセミナー(宮城県、ジェトロ仙台)

  農林水産物・食品の輸出を進める上で、海外バイヤーとの商談会に参加する
 ことは有効な方法です。
  本セミナーでは、過去にジェトロが実施した商談事例から見えてきた、商談
 で成果を出すための重要ポイントを、商談の事前から事後の流れに従って体系
 的に説明すると伴に、株式会社ヤマナカの創業者であり代表取締役である高田
 慎司氏をお迎えし、それぞれのポイントについて実際の輸出実務のご経験に基
 づいた内容を対談形式で解説をしていただきます。

 ○日 時 2019年1月22日(火)14:00~16:00
 ○会 場 仙台第一生命タワービル11階B会議室(仙台市青葉区一番町4-6-1)
 ○講 師 株式会社ヤマナカ 代表取締役 高田 慎司 氏
      ジェトロ東北地域統括センター長 兼 仙台事務所所長 長谷部 雅也
 ○定 員 40名(参加費:無料)
 ○締 切 2019年1月21日(月)12:00

 ≪詳細・お申込みはこちら≫
  https://www.jetro.go.jp/events/sen/41ad30d173b3675e.html


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◆中小企業庁の補助金情報
 http://e-net.smrj.go.jp/archives/10074

◆宮城県の補助金情報
 https://www.pref.miyagi.jp/life/7/25/331/

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