店舗を借りるのもシェア&サブスクの時代へ | バショカリ
2020.06.09


<Zoomでの面談風景:LuckyOrangeBox舘内社長(左)・よろず支援拠点 佐藤(右)>




【事業者さまのご支援事例の紹介:新サービスリリース】

宮城県よろず支援拠点の佐藤です。

飲食店やネイルサロンなどを出店する際に、家賃負担が大きくて大変という声を聞きます。ましてやこの新型コロナの影響で、さらにリスクが高まっており、新たな出店や開業に踏みとどまってしまう方が多くいらっしゃると思います。


そんな方に朗報です。仙台市の百貨店フォーラスさんとタッグを組み、テナントへの出店を複数の事業者でシェアできて、かつ賃貸契約期間も短期間からOKという、新サービスがリリースされました。

「店舗を借りるのもシェア&サブスクの時代へ」を合言葉に、「バショカリ」サービスを新規リリースしたのは、当拠点で継続的にご支援をさせて頂いている、株式会社LUCKY ORANGE BOXの舘内(たてうち)社長です。

舘内さんは、「不動産をシェア&サブスク*1することで、気軽に新しいことにチャレンジできるようになると思います。趣味だったものや好きなことを、リスク低く展開できる土壌をつくることで、仙台を新しく楽しい街にしてきたい」と仰っています。

【*1:サブスク】サブスクリプションの略。サービスの販売方式の1つで定額購入方式のこと。月額購入がおおく、サービス購入・解約がしやすく柔軟な契約形態から近年多くのサービスがこの形態を採っている。

今回は、当方が継続的にご支援をさせて頂いた株式会社LUCKY ORANGE BOXの舘内社長へ、サービスリリースまでの道のりなど、ざっくばらんにインタビューさせて頂きました。その内容をご紹介いたします(インタビュアー及び文責はよろず支援拠点・佐藤です)。



●バショカリ
 https://bashokari.com/



●当拠点の主な支援コーディネーター

佐藤創
中小企業診断士で、売れる仕組みづくり・広報戦略など売上拡大につながる支援が得意。今回はIT導入補助金活用、コンセプト検討、Webサイト構成検討を支援。

 




●インタビュー記事

-よろずに来訪したきっかけを教えてください。

 初めて来たのは2018年4月です。バショカリの構想があってそれを実現したいと考えていて、当時流行っていたシェアリングサービスを使いながら街を盛り上げたいと思っていました。事業を立ち上げるにあたって、サービスのシステムを導入するのにIT導入補助金が使えないかと考え、周りの事業者に聞いてよろず支援拠点を知って相談しようと思いました。




-よろずに相談したことはどういったことでしたか?

 そもそも不動産の知識がなかったので、場所をシェアする際の契約が正しいのか、といった点を拠点の弁護士と継続してブラッシュアップしました。

 あとは、サイトのシステムを導入するWeb会社といっしょに訪れて、佐藤さんに継続的にIT導入補助金の事業者登録からツール登録、その後の当社としての補助金申請、システム導入、サービスのリリースまで足かけ2年にわたって相談をさせて頂きました。思えば長い期間相談していたんですね笑

 バショカリサービスの内容が分かりやすいか、どのように集客するべきかなど、繰り返し何度も何度も相談させて頂いて、やっと今の形でリリースすることができました。




-よろず支援拠点に相談してどう思いましたか?感想などお聞かせください。

 細かく対応してもらい、根気よくお話を聞いてもらい提案してもらいました。迷っているところがあったのが、いろんなアイディアをもらってカタチにすることができました。一人で考えるよりもすごく良くて、本当に助かりました




-バショカリのサービスが浸透することで、仙台がどんな場所になると良いと考えますか?

 バショカリは、店舗テナントを各社で分割して小分けして貸すことによって費用を抑えられるシェア事業。まずは百貨店フォーラスのテナントから始めることができました。

 今は、新型コロナで家賃問題があって、新規出店などがしにくくなりました。バショカリは、スモールスタートし、リスクをおさえながら展開するためには良いサービスだと考えています。今後サービスが広がっていくことで、仙台市があたらしい挑戦ができる場所になればいいと思っています。これからは副業も多くなってくると思うので、自分の時間で好きなこと・特技を生かして気軽に新しい商売ができるような街になってくればよいと考えています。

 個人的に思うのは、街を見ていてもエッジがかかっていないコモディティ化した店舗が増えてきた印象なんです。バショカリサービスを使えば、気軽にスタートアップ企業が増え、趣味レベルでも、自由なアイディアでお店が作りやすくなると思います。そうなると個性的なお店ができるので、面白い街になると期待しています。




-最後に、よろず支援拠点に相談しようか迷っている人へのメッセージがあればお願いします。

 すごく気軽に相談できる場所なので、迷ったらとりあえず足を運んで話をきけば、良いきっかけになると思います。周囲の経営者は、よろず支援拠点のことをあまり知らない方が多い印象です。相談したい経営者は多いはず。経営者も万能ではなく、得手不得手があるので、ふらっと訪れていろんな相談ができる場所があるとすごく助かるんじゃないかと思います。







インタビューは以上です。皆様も当拠点へご相談にいらしてくださいね。



「資金繰りをなんとか安定させたい」

「こんな商品のアイディアがある」

「今後の経営計画を考えたい」


そういった事業者様の想いを受け止め、確実にカタチにするのが、当拠点です。まずはお気軽にお電話ください。

想いをカタチにする経営相談所、それが宮城県よろず支援拠点です。

 

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<支援事例のご紹介・バックナンバー>
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<筆者>
宮城県よろず支援拠点チーフコーディネーター 佐藤創。
経営革新や商品開発、広報など売上拡大に直結する具体的で斬新な提案が持ち味。
個人のミッションステートメントは、“あなたの「現状を変えたい」思いを確実に形にし、未来と感動を創り出す変革の経営コンサルタント”。現状からの変革を通じ、相談者の未来と感動を共創することこそが、自身のミッションであり最大の喜びでもある。

※「よろず支援拠点のお仕事」として佐藤のインタビュー記事が掲載されています。
https://yorozu.smrj.go.jp/recruit/voice_miyagi/
2020.06.09 11:55 | 固定リンク | 支援事例

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