平成30年間を振り返る(1/3)
2019.02.16


ヒット商品で振り返る、平成の30年
皆さんこんにちは。宮城県よろず支援拠点コーディネーターの鯨井文太郎です。

「年も明けたなぁ、今年も良い年になると良いなぁ。」と考えているうちに、あっと言うまに2月も中旬、月日の流れの速さを実感します。そして、平成の時代もあと僅かです。各種雑誌等で平成を振り返る企画等が実施されていますが、ここでは、「SMBCヒット商品番付」を参考に、平成30年間のヒット商品を確認しつつ、平成の30年間を振り返ってみたいと思います。

 なお、「SMBCヒット商品番付」は番付形式でランキングされていますが、本稿では過去30年のうち、「横綱」と「大関」は全て記載、残りのうち著者が気になったヒット商品は「その他」に記載しています。


【平成元年(1989年)~平成10年(1998年)】 

【出典:「https://www.smbc-consulting.co.jp/company/mcs/BizWatch/Hit/」を参考に筆者作成】

 平成元年から平成10年までの10年間の番付は上記の通りです。平成元年の番付は「プリペイドカード」「ブック型パソコン」といった現在にも繋がる系譜の商品がある一方で、「ゲームボーイ」や「フラワーロック」、「コードレス電話」などレトロ感満載なヒット商品もあり非常に多彩な番付となっています。時代を感じますね。
携帯電話が平成元年(前頭3)、平成6年(大関)、平成7年(大関)、平成8年(横綱)と4回も番付に記載されています。そして、平成7年の「Windows95」の発表を皮切りに、以後、平成の間はIT関連から多くのヒット商品が誕生することとなります。
また、バブル崩壊のあおりで、平成4年~平成6年にかけて、ディスカウント型の商品や格安商品が大関にランクインされている点も特徴的ですね。

【平成11年(1999年)~平成20年(2008年)】

【出典:「https://www.smbc-consulting.co.jp/company/mcs/BizWatch/Hit/」を参考に筆者作成】


 平成11年から平成20年までの10年間の番付は上記の通りです。この10年間の初期は、(平成10年を含めると)平成12年まで3期連続で横綱不在と、当時の消費低迷を印象付ける番付となっています。その後の推移を見ても、横綱・大関陣の陣容は映画や韓流や映画関連、ニンテンドーの健闘が目に付くぐらいで、ヒット商品の観点から見ると、全体的に低調な10年間であったと言えます。
 平成16年のナナメドラム式洗濯乾燥機以降、いわゆる国産メーカーによる白物家電で目立ったヒット製品は無い様です。これが国産メーカーによる最後の白物ヒット家電となるのかも知れません。


【平成21年(2009年)~平成30年(2018年)】

【出典:「https://www.smbc-consulting.co.jp/company/mcs/BizWatch/Hit/」を参考に筆者作成】

 平成21年から平成30年の10年間の番付は上記の通りです。平成24年に「スマートフォン」が横綱に「昇進」してから、平成24年の「Facebook Twitter」(大関)、平成28年の「ポケモンGo」(横綱)、平成29年の「インスタ映え」(横綱)、同「ツイッター政治」といった、スマートフォンに関連する項目が横綱・大関への「昇進」を果たしています。
 一方で、この10年間の後半を見てみると、平成28年「AI加速」(前頭2)、平成29年「AIスピーカー」(関脇)とAI関連項目が上位進出を伺っている気配です。次の年号の時代にはAI関連商品が番付を席捲することになるのでしょう。
 また、平成21年の「官製特需」(横綱)、平成23年の「スーパークールビズ」(関脇)、平成25年の「アベノミクス」など官主導による項目が複数記載されていることも、この10年間の特徴ではないでしょうか。

 以上、簡単に平成のヒット商品を振り返ってみました。この30年間のヒット商品を振り返るだけでも、この30年間でどれだけ便利になってきたのかが分かります。

次回は、これらのヒット商品が生まれた、平成の30年間で、私たち日本国民の収入の状況はどのように変化してきたのか確認してみたいと思います。

 以上、当コラムを読んでいただき、ありがとうございました。
2019.02.16 10:05 | 固定リンク | 経営ミニコラム

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