フリーキャッシュフローとは
2018.11.13


皆さんこんにちは!宮城県よろず支援拠点コーディネーターの鯨井文太郎です。前々回、前回と続いた私のコラムも今回で最終回(3回目)となります。


 今回のコラムでは「フリーキャッシュフロー」について、その概要を説明していきたいと思います。

前回のコラムでは「会社経営の上で重要だと考える指標」というアンケートを紹介しました。その中でROE、営業利益に次いで3番目に回答数が多かったのが、フリーキャッシュフローです。フリーキャッシュフローは重要な指標であると考えるビジネスマンが多いということです。

フリーキャッシュフローとは何でしょうか?各種書籍やインターネットを見ると、
「企業が事業活動により獲得した資金のうち、自由に使える資金」
といった内容で説明されています。

 「自由に使える資金」といっても、実際は借入金の返済や配当の支払に充当することが出来るという意味での「自由に使える資金」ということです。
 従って、フリーキャッシュフローが借入金の返済額に対して不十分な場合、不足分を新規借入で補填する必要があります。この状況が続くようだと、借入金が膨大になり資金繰りが行き詰まるなどの弊害が生じることになります。

 従って、フリーキャッシュフローの確保というのは、企業の維持・存続の為に重要な項目となります。

 さて、自社のフリーキャッシュフローはどのように調べることが出来るでしょうか。2期分の決算書があれば、中小企業庁のホームページから、比較的簡単に算定する方法があります。

http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/kaikei/kaikei_tool.html

上記リンク先から、「中小企業会計」ツール集がダウンロード出来るページにたどり着きます。



上記ページよりエクセルをダウンロード、エクセル内に2期分の決算書を入力することで、キャッシュフロー計算書の作成と、フリーキャッシュフローの確認を行うことができます。

 過去数期分について、自社のキャッシュフロー計算書を作成し、フリーキャッシュフローを確認することが出来れば、自社の資金の状況が良いのか悪いのか、把握することができます。




 
前々回、上記図を用いて、おカネには、ヒト、モノ、情報といった経営資源を支え、充実させる役割があるのだとお伝え致しましたが、その為には自社の資金の状況がどうなのか、数値で把握する必要があります。
自社の資金の状況を把握するためには、先ず、フリーキャッシュフローを確認してみることをお勧めします。

第1回:「おカネとは ~経営資源の観点から考えてみる」
第2回:「財務分析とは ~苦手意識がある人ほど見て欲しい~」
第3回:「フリーキャッシュフローとは」
と3回に渡り、おカネや財務に関する内容を紹介させて頂きました。

 少しでも、皆さまの参考になれば幸いです。ご覧いただきまして有難うございました。

<筆者紹介>
鯨井文太郎。宮城県よろず支援拠点コーディネーター、中小企業診断士、金融検定協会認定ターンアラウンドマネージャー、金融検定協会認定事業承継マネージャー。
2018.11.13 16:16 | 固定リンク | 経営ミニコラム

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