財務分析とは ~苦手意識がある人ほど見て欲しい~
2018.11.07


皆さんこんにちは!宮城県よろず支援拠点コーディネーターの鯨井文太郎です。
前回に引き続き、今回もコラムを担当致します。

前回のコラムでは、経営資源の観点から見たおカネの位置づけについて考えてみました。そして、「おカネには、ヒト、モノ、情報といった他の経営資源を支え、充実させる役割もある」といった趣旨のお話をしました。

今回は、経営指標について考えてみたいと思います。特に財務に苦手意識を持つ、中小企業経営者の方に見て欲しいっ!と考えています。

面白いアンケートがあります。週刊ダイヤモンド2018年3月3日号で日本を代表する企業100社以上に対して以下のようなアンケートを実施しています。

Q.会社経営の上で重要だと考える指標を三つまで上げて下さい 

これに対する回答ベスト10は次の通りとなります。
1位:ROE(33件) 
2位:営業利益(23件) 
3位:フリーキャッシュフロー(22件)
4位:当期純利益(19件) 
5位:売上高営業利益率(18件)
6位:売上高(13件)
7位:ROA(12件) 
7位:自己資本比率(12件) 
9位:経常利益(10件)
10位:ROIC(7件)

1位のROEは投資家が重要視する指標でもあるので、中小企業の場合は相対的に重要度が下がります。それ以外の指標については、ROICなど一部を除いて、財務に苦手意識がある方でも、経営者であれば、聞いたことがある指標の方が多いのではないでしょうか。

以上のことから、自社の分析を行う際、それほど細かな財務指標を抑えなくても、要点を抑えることは十分可能なのではないでしょうか。何しろ、日本を代表する企業のアンケート結果が上記の通りなのですから。
但し、上記の指標は収益面に関する評価を行う指標が多いです。この他にも効率性や生産性などを図る指標があります。これらの指標を踏まえたうえで、総合的に財務分析を行いたい場合は、是非当拠点へお越し下さい。


 さて、ここからは、財務分析の考え方について少しだけお話したいと思います。
 財務分析は「比較する」ということが重要です。例えば
 ①去年の自社と比較する
 ②同業他社(の平均値)と比較する
 ③自社内の部門間や店舗間で比較する
 などが挙げられます。

 また、比較する期間も
 ①昨年度と今年度を比較する
 ②先月と今月を比較する
 ③前年同月と比較する
 などの方法があります。

 これらを踏まえたうえで、様々な角度から比較分析してみることをお勧め致します。


 今回は、財務分析についてお話させて頂きました。

 ここまでご覧いただきましてありがとうございました。

鯨井がお伝え致しました。

<筆者紹介>
鯨井文太郎。宮城県よろず支援拠点コーディネーター、中小企業診断士、金融検定協会認定ターンアラウンドマネージャー、金融検定協会認定事業承継マネージャー。

2018.11.07 08:47 | 固定リンク | 経営ミニコラム

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