営環境の分析に役立つかも!?政府系のデータサイトを見てみよう(2/3)
2018.07.27
みなさんこんにちは。

宮城県よろず支援拠点コーディネーターの鯨井文太郎です。経営改善や事業再生に関する支援を中心に担当しております。


前回から3回に渡り、「経営環境の分析に役立つかも!? 政府系のデータサイトを見てみよう」と題して、下記の通り3つのサイトを紹介していきます。

 1回目:RESAS(地域経済分析システム)
 2回目:J-STAT(地理情報システム)
 3回目:検討中・・・


RESASとJ-STATは、地域の人口動態や経済環境の簡易な分析に活用できます。

 前回紹介したRESASは、様々なビッグデータが参照できるので、地域や全国の市場動向を大局的に捉えることが出来るシステムです。

 
 今回紹介するJ-STATは周辺の人口動態など周辺市場の環境を分析するのに適したシステムです。ですので、飲食店や小売店など消費者向けのビジネスを営んでいる事業者様にとって、商圏分析を行う際にも参考になるシステムと言えます。


 試しに、宮城県よろず支援拠点のサテライトオフィス周辺について、簡易な環境分析に挑戦してみましょう。

 例えば、宮城県よろず支援拠点のサテライトオフィスから、徒歩5分圏内の区域を特定してみると、以下のような形になります。




 小さくて分かりづらいですが、緑の線で囲まれている部分が当拠点の徒歩5分圏内です。北は作並街道を少し越えた辺り、南は宮城県庁の少し手前、西は北四番丁駅を越えた辺り、東は宮城県商工振興センターを超えたあたりまでが、徒歩5分圏内と表示されています。

 次に、範囲内の人口動態について調べてみます。J-STATでは、下記のように人口に関する情報が、分かりやすく提示されます。直近の数値は平成27年と、若干古い数値となりますが、国勢調査の数値ですので、信頼性は高いといえるでしょう。




 ちなみに、宮城県よろず支援拠点のサテライトオフィスから徒歩5分圏内の人口は1,241人のようです。この他にも、年齢層別人口や、単身者や2人以上世帯など種類別世帯数なども分かります。

 下の図は、世帯数分析の続きです。この区域内では、主世帯数837のうち、11階以上ある建物に住む世帯が350もあるそうです。





 J-STATの凄いところは、人口だけでなく、事業所数やその業種、事業所の従業者数までが分かるところです。下の図でそれが分かります。




 これも、経済センサスという総務省の調査データからの引用なので、信頼できるデータと言えます。上記データによると、区域内の事業所数は279事業所、そこで働く従業員数は4,466名という結果が出ています。

 先ほどの人口分析は1,241名でしたが、事業所で働く従業員の数は4,466名という結果です。ですので、働く人向けの事業を興したいと考えている事業者がいれば、この区域は有力な候補地となります。具体的には、飲食店や惣菜・弁当販売などで事業を興したい事業者にとって、この区域は候補地となりえます。

 但し、同区域内で35事業所ある(これもJ-STATで分かります)宿泊飲食サービス業、つまり同業他社に対して、どのように差別化や競争優位性を発揮していくかを検討していく必要はあるでしょう。

 以上の様に、掲載スペースの都合上、今回はとても簡易な形ではありますが、J-STATを活用することで、周辺環境の分析を行うことが出来ます。(特に飲食店や小売店を経営されている)事業者様は、是非一度、当システムを活用することをお勧め致します。

 次回の内容は未定ですが、引き続き、私から政府系のデータサイトについて紹介させていただければと考えています。

 ここまで、お付き合い頂きましてありがとうございました。また次回お会いいたしましょう。ありがとうございました。
2018.07.27 08:00 | 固定リンク | 経営ミニコラム

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